Vol.5 同社の成功要因と今後の展望
インタビュー内容
同社の成功要因と 今後の展望
清水
やはり医者の先生方は、すごく専門家なので、病気や診断には長けているんですけど、ITには全然長けていないので。
色々な会社さんベンチャーが電子カルテ、予約システムをダーっと導入で行かれてますけど、最後の最後導入した後に医療機関さんにとっても、医者の先生からでも、ITを導入したけど、先生も使いやすい、ITも活用できているという、ここの先生のITを活用する、運用するここのポジションは絶対にいるんですね。
うちはここを全部目指してまして、病院予約にしましても他の会社さんって、予約システムの販売で頑張っているんですけど、全然導入が進まないんですね。うちがなぜこんなに広がっているかというと、実はITのように見せてあまりITではないというか、その間を取ってまして、先生のあいている時間を1週間で聞いて、水曜日の11時、水曜日の16時だかを聞くと、それを全部web上で乗せちゃうんですね。そこで予約が入ったら、FAXとメールで、この方がくるんでみてあげて下さい、ディズニーランドのファーストパスチケットじゃないですけど、ファーストパスチケット制度とうちは言っているんですけれども、ていうのでITのシステムを利用したいところはITのシステムを使って頂いて、マッチングしています。使いたくないというところには、アナログな手法でもやっているので、それがうちの成功要因だと思ってまして。
聞き手
会社も9年、まもなく10年というような、また違うステージに上がっていくんだとおもうんですけど、ここからの10年はどんな風に?
清水
あのですね、最初会社を興した時に決めてまして、やっぱり中期軸、長期軸っていうので、会社を興して10年は医療機関さんのネットワークを一番もった会社さんになろうというので、売り上げも利益もあまり関係ないと、医療機関さんのネットワークさえつかむことは出来れば、ファンさえつかめば次に、マクドナルドじゃないですけど、ハンバーガーを用意しました。次にアップルパイ、フライドポテトだとかメニューを用意していけばいいじゃないですか。
これからの10年に関しては、それなりのお客さんが出来たと思ってまして、今からの10年はいよいようちの提供する商品を増やしたいと思っていまして、どんどん深掘りで、1つの医院さんの健康診断のIT化のサポートはしていまして、次に電子カルテに入ろうとしていますけど、次は予約システムもやってまして、次は決済の所もやりたいと思っているんですね。なので、どんどん商材を用意して、各クリニックさん、診療所、医療機関さんのIT化をより一層深掘りでやっていきたいとおもっています。この10年ですね。なので深掘りをやりつつ、横展開ということで医療機関さんの診療科目、内科とか、整形外科とか多いんですけど、皮膚科、小児科とか違う科目もどんどん増やしつつ、医療機関のネットワークをどんどん増やしつつ、深掘りもしていくような、そういった10年にしたいと思ってますね。とにかく医療機関さんのIT化を実現する年、今までは特定検診の電子化をフックにファンを作ってきたんで。
医療機関さんの課題が3つあるので、診察前の課題と診察中の課題と診察後の課題、予約、決済、電子化、カルテ周りですね、それをこの10年で全部実現していこうと思っています。
いまうちが病院の予約サイト、これもやっていまして、これはもう病院というのが待ち時間がすごい長いんですね。平均70分待つと言われていまして、でもスマホかこれだけ流行って、予約が当たり前じゃないですか、でも病院だけ予約が出来ないんですよね。ここを全部解決するために、ここをすごく力を入れてまして、ようやく7000院さんの掲載院になったんですけど、これをきっかけに次は決済の方もスマホでアップルペイメントだとか、色んなスマホで決済できる機能ってあるじゃないですか、なのでうちは病院の決済もスマホで決済できるようにしようとしてまして、なので病院に行く時は、スマホ1台持って予約して頂ければ、診察券もここに入れることができるので、診察券を見せて、終わりの時も決済もすべてスマホで終わらせて、処方箋とかもスマホに配られて、商材薬局、近くのどこにあるかなっていうので、これからは病院に財布を持たない時代を作るっていので、今第二創業っていうのを位置づけまして、一生懸命頑張っているところですね。
聞き手
2017年には上場も考えていらっしゃると。
清水
考えていますね。最大限、上場して、市場から資金をしっかり調達させていただくことで、医療機関さんのネットワークがその時には2万近くになっているはずなので、その時に本当の意味での使いやすい電子カルテだとか、バージョンは全く使えない人、すごく使える人で分けますけど。
色々な医療機関さんで、全然導入が進んでいないITシステムをどんどんそこで資金調達したお金で、うちで作ってより一層だーっと医療機器メーカーのように普及させて頂きたいと思っています。
経営者プロフィール
| 氏名 | 清水 史浩 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
| 社名 | 株式会社Est corporation |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス6F |
| 設立 | 2007 |
| 業種分類 | 情報・通信業 |
| 代表者名 | 清水 史浩 |
| 従業員数 | 75 名 |
| WEBサイト | http://est-corporation.jp/ |
| 事業概要 | 特定健診(住民健診・企業健診等)、生活機能評価のデータ作成・電子化業務全般、医療機関検索・予約サービス『EST Doc』、診療予約管理システム『EST Book』の運営 |