株式会社Est corporation 業界初の医療情報電子化を成功させたITベンチャー 株式会社Est corporation 代表取締役社長 清水 史浩  (2016年4月取材)

Vol.1 経営者を志すきっかけとなった激動の幼少期

インタビュー内容

プロローグ

聞き手

本日は医療分野に特化したサービスを展開されて、急成長をされております。株式会社Est corporation 代表取締役社長清水史浩社長にお話を伺って行きたいと思います。
それでは社長、宜しくお願いします。

清水

宜しくお願いします。

経営者を志すきっかけとなった 激動の幼少期

聞き手

元々子供のころから経営者になりたかったと伺っているんですけれども。

清水

会社をやりたいタイプってよく2つに分かれると言うじゃないですか、親が社長をやっていたタイプ、1つは貧しかったタイプで。うちは両方に当てはまるんですけど、後者の貧しかったって方が、要因として強いですね。
元々父親は個人事業主で、色々と事業をしていたんですけれども、失敗の連続で家がすごく貧しくてですね、男が私1人だけだったので、姉と母親と父親、父親が若い時に亡くなりまして、家がさらに貧しくなりまして、僕が男1人で、僕がどうにかしないとって思いが強くて。
小学校高学年のときには、自分で会社を興したいと言いますか、父親からの影響もあるんですけど、やはり男として人生チャレンジしていくんであれば、どの道でもいいから1番を目指しなさいと。1番を、てっぺんを取りなさいと言う教育は叩き込まれてきたので、じゃあ社長さんをやりたい、会社をやりたい。なおかつ一番のような日本を代表するまでの会社をやりたいという思いが、小学生の高学年からずっとあるような感じですね。

聞き手

社長になるっていうのはなんかすごく高い目標のような気がするんですけど、そこにブレというかそういうのはなかったんですか?むしろ安定的な人生を歩もうとはならなかったんですね?

清水

あのおそらく人って、どん底と言いますか、落ちるところまで落ちるとあとは、思いとしては、とことん上まで目指してやるという思いしかならなくて、安定志向とか、今がいるところが最下層と言いますか、一番下だと思ってたので、当時も貧しかったんで、そこから先は這い上がるしかないというか、前向きな気持ちしか生まれてこないというか、ハングリー精神というか。なので全然そういう安定的なポジションに行くという考えはなかったですね。
絶対に社長をやるんだ、社長になってやるんだ。出来ないかもしれない。そんなネガティブな気持ちは当時は全く。ここだけをいかに達成するかしか考えてなかったですね。

聞き手

ちなみにビジネスに子供のころから興味があったことで、大学も商科大学に行かれたわけですかね?

清水

神戸商科大学というのが、すごくマイナーな大学ではあるんですけど、卒業された先輩方をみるとダイエーの創業者の方であったり、今の野村グループ全体の創業者の会長さんがご出身であったりとか、すごく経営に力を入れている大学でして、経営を学びたいということで神戸商科大学に行かせて頂きましたね。
一応主席として入らさせて頂いて、卒業者の方々の基金というか、そこから主席の方には毎月もらえる奨学金みたいなものがあったんですね。それもあって、主席で入れて、これがもらえると思っていたんですけれども、どうも1年間しっかりと単位を取って優秀成績者として1年間、卒業しないとそれはもらえないとなって。

聞き手

実績を出さないといけない。

清水

そうなんですよ。1年間。そんな時間はないと、もう今すぐにでも会社を興したいと当時は思っていたので、大学でもちろん勉強はしますけど、実社会の勉強をしたいと思っていたんで。その奨学金はいらないと、大学の授業も経営はちゃんと受けますけど、それ以外の授業は、流通論とか、いろんな授業があるじゃないですか、そのほかは役に立たないと決めつけちゃいまして、それ以外の授業は出ずに、基本は家でテイトレやったり、四季報買ってきて、株をまわしてみたり、投資信託だとか、実際の世の中の成り立ちがどうなっているのかを勉強したりとか、経営の方の自伝本読んだりとか、本当に違うことに投資をしてまして。

聞き手

独学に走っちゃったんですね。

清水

独学ですね。すべて独学でやるタイプなので、色々な経験をしておかないと、実社会に出た時に通用しない人間になってしまうんじゃないかと思っていたので、大学の時はいろんな経験をとにかくするというで、色んなこと、知識とか入れたかったんで、本当にありとあらゆることを裁判所にまで行って、競売物件覗いて、この競売物件いくらかと、これ投資理まわり何%で回せそうだからと、よしこれを集めてこようと親戚回ったりとか、色んなことしました。
海外のオフィシャーファンド開きに行ったりとか。


経営者プロフィール

氏名 清水 史浩
役職 代表取締役社長

会社概要

社名 株式会社Est corporation
本社所在地 東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス6F
設立 2007
業種分類 情報・通信業
代表者名 清水 史浩
従業員数 75 名
WEBサイト http://est-corporation.jp/
事業概要 特定健診(住民健診・企業健診等)、生活機能評価のデータ作成・電子化業務全般、医療機関検索・予約サービス『EST Doc』、診療予約管理システム『EST Book』の運営
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