Vol.5 “気遣い“”気配り”の重要性
インタビュー内容
”気遣い””気配り”の 重要性
聞き手
ここまでくると今度は先の100年とか150年とかってことは意識してやって行かれる。
山崎
100の経営を考えた時に、どうしても人ですよ。人がやっぱり会社を支える、企業をささえてくれているんで。人つくりですよね。それからモチベーションを上げていく。そしてやっぱり自分自身もそういう意味ではもっともっと燃焼して行かないといかんというふうに思っています。
聞き手
会長から御覧になって、山芳製菓さん社員の方は、どういうタイプの方が多いですか。
山崎
真面目。従順。ですね。もっとすっとこどっこいというかね。とんでもないのが出てきてもいいんじゃないかなと思うんですけどね。その中でね、わたしがとても発想できないわさび抜きわさビーフを作ってくれるとか。だったらとてもうれしいなって、なんだと思うけど。うれしいなと思いますね。
聞き手
逆にもっととんでもない発想とうのがありましたけど、いまから採用する方に対して、何か求めるような部分はありますか。
山崎
今までとはちょっとタイプの違う人達、採用というのはとても大事なところで、人が人を選ぶのは難しいなっていつも思うんですけど。今はいろんな人達が開発してくれているからそういう人たちのいい仕事を見ながらやって行きたいなと思うんですけど。ただやっぱりその、基本的にお客をね道具に考えたり、売りつけたりって言う考えはやっぱりあい入れないな。お客さんがとても大事だよなっていう所が大事で、そこはやっぱり気遣いとか、気働きがお客様に対して、出来ないと駄目じゃないかなと思う、それが消費者の方にどう捉えられるかわからないけれども。 今の商品では無いのかもしれないけど前に。たとえば、お好み焼き味っていうのを作ってね。お好み焼きの絵がぼんとでていて、お好み焼き味ポテトチップって書いてあるの。いいんだろうけど。この商品の中身はお好み焼きではありません、ポテトチップですって書いたりしたんですね。馬鹿じゃないかとかね。なんでそんなことまで書くのってひとはいたけど。私の気持ちはそれが気遣いなの。お客さんにたいする。間違わないでねって。最近はちょっとわざとらしいという声もあったんですけど。わさっちがまいどありがとうございますってお辞儀している絵を入れたりとかね。そういうのもしたの。私の信条ですそれは。ありがたいなって気持ちをどうしたらお客様に伝えられるか、表現できるかってところですね。
聞き手
今はSNSなんかもかなり日常的にみなさん使われているじゃないですか。御社の商品を食べた感想なんかがインターネット上にいろいろとつぶやかれたりとか。そういうのもあると思うんですが。そういったネットに対しての戦略とかはありますか。
山崎
戦略なんてすごいものはないけど。担当してくれている人がさっきの気配りだとか気遣いとか非常に優しい人でね。人の痛みが分かる人だから、そういったところの視点から書いてくれているんですね。書いたりとか、出したりとか。受けたりだとか。そこが、完全ではないけど、割と消費者の人達とコミュニケーションを取らさせて頂いているこのになるかな。 それと、そんなことを指示したわけじゃないんだけど。ユーザー言われる消費者の人達ともやっているけれども。横の企業って言うところの担当者さんたちとコミュニケーションの輪を広げているのが私は大したもんだなと思ってですね。とっても大事だと思うんです。ここも、ここも実はもしかすると敵対しているかもしれないけどものすごい協力者であったり、ユーザーでもあるわけだから。ここの視点をもっているのはとっても大事だなって。これも気配りだとか気遣い、心のやさしさからでてくるんじゃないかと思います。
経営者プロフィール
| 氏名 | 山﨑 光博 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役会長兼社長 |
| 生年月日 | 1954年10月8日 |
会社概要
| 社名 | 山芳製菓株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都板橋区常盤台1丁目52番地3号 |
| 設立 | 1953 |
| 業種分類 | 食料品、飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 代表者名 | 山﨑 光博 |
| WEBサイト | http://www.8044.jp/index.html |
| 事業概要 | 「わさビーフ」をはじめとしたポテトチップス、スナック菓子の製造 |