山下医科器械株式会社 九州地区でトップクラスの医療機器商社。医業開業を支援するサービスも手掛ける 山下医科器械株式会社 代表取締役社長 山下 尚登　 (2015年7月取材)

文化の継承と 社風について

山下

来年創業９０周年を迎えるんですけど。その後は１００周年になるんですけど。ちょうどその当時にですね。１００年プロジェクトというのを作って、若手の人間に今後はどういった事業をしたいかとか。そういうことを聞いていたんですけど、その真っ最中にそういう事件がありましてね。だけど、今後こういったこともあるんだということを踏まえてですね。どう計画をしていくかと。いうことも含めてですね、考えるようになったというところですけどね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私が思うのが今回のことを含めてですけど、株を上場していると、これは確かに上場会社として。そのために色々な内部統制だとかしっかりしないといけないとかあるんですけど。会社の本質というものは変わらないだと思うんですね。悪しきものは無くして行かないとけないけど、本来残して、ちゃんともって置かないといけない部分いろんな文化だとかですね。いい文化を、それは大事だと思うんですね。いろんな上場会社もそこは歴史的に何かしらいい物を持っていらっしゃって、脈々と継がれて行って、存在しているともうんですね企業は。それは大事にしていかないといけないんで。それは企業の本質と言うのは見失ってはいけないと思うんですけど。

聞き手

社長から見て御社の社風というか、どんな雰囲気ですか。

山下

さっきの基本方針であるように、社員を大事にするという基本的なところがあるので、逆に上から目線で、社長だからと言ってああだこうだという部分でもなくて。もちろん統制上はそういうことですけど。お互いに話ができる、コミュニケーションが取れるという部分とかですね。他社よりはいくらかいいんじゃないかと思ってますし、社員同士が結構昔と違って、仲がいいと言いますかね。昔は張り合っていた感じが、日本全体がそうだったのかもしれないし。今はかなり色んなフランクに横同士が話し合っている部分が見受けられますし。例えば新規で建て替えがあったりとかすると、色んな機械を納品したりとか移設をしたりとか、引っ越しを手伝ったりする場合があるんですけど、どこかがやろうとすると全社から集まってきてですね。助け合うんですよね。これはなかなかですね、スムーズにですね、いくんですね。