地盤ネット株式会社 創業4年半で上場。革新的な「地盤のセカンドオピニオン」サービスを展開 地盤ネット株式会社 代表取締役 山本 強　 (2013年7月取材)

プライベート

山本

たまたまなのですが、過去の成長率を平均でとると丁度４００％になって、要は毎年４倍ずつ成長してきたというのが１つの今の結果系としてあります。これをよくよく分析すると普段我々がやっているのは、よく１年計画というのがあると思いますけれども、３ヶ月でだいたい普通の１年分くらいは実際、凝縮できるのだと、これをもっと短く言うと、例えば今月の目標みたいな形をとった時、１か月間でこれだけやろうと思った事というのは、意外に凝縮すると１週間くらいで出来てしまうという事をいろいろな経験上発見してきました。

そうすると、この４倍というのは出来なくはないのかなという事と、それくらいのスピードでやると、良い面と悪い面、つまり結果が早く出るので、悪ければ失敗で終わらせればいいのです。しかしこれが１年かかってしまうと、１年かけてやっと作ったのに、他社がやっていたり、環境が変わっていたという事もあると、逆にリスクがあるという事になります。

ですから何をやるにしても、４倍のスピードで片付けることが結果的には、リターンや成果が出ると思います。一番いいのは、悪いことが早くわかるという事です。これはやっても駄目だという業態が早めに分かると切り替えができます。ですから今は４倍という事をいろいろな面で意識してやっています。

山本

私のライフプランで、今目標にしているのは、この間も和歌山のタカショーという上場会社の社長様にお会いして、その社長曰く、成功の秘訣は、ビジネスとプライベートはとにかく、両立できるかどうかが全てだという事で、私の考えとしてあるのは、例えば上場をして、ある意味ビジネス的には今は回っているという時に、その反面家庭とかプライベートが逆比例のように悪くなると、これはおそらく成功した事にはならない。もっと言うとそのうち失敗すると。

これを完全に両立させて、どっちも上手く成功させるというか、それをバランス感覚も踏まえて、まったく違う戦略というか、やり方になるのですけれども、それをやりきりたいと考えています。

やはり、子育てというところが非常に重要かなと、ですから仕事が忙しいので子育てはやらないとか、家事をやらないということは、完全にアウトで禁句ですね。とにかく時間をどうやって確保するかという事が大事で、ビジネスと言っても、社会との関連ですし、我々のユーザー様は家庭になりますから、プライベートをちゃんとやることではじめてビジネスも上手くいくと思いますし、そこをおろそかにしてしまうと、おそらくビジネス上も上手くいかないと思います。

家庭のこともわかっていないと良い商品は作れないかなと思います。もともとは私は仕事さえできれば、男とするとこれがベストだと、あとは知らないというのが、これが理想型みたいなところがありました。その結果、前職でサラリーマンの時にも、家庭不和が起きました。その時に、仕事は確かに没頭していましたので、かなり業績も出しましたが、結果その反面家庭が不和になると相殺されてしまって、相殺どころかマイナスみたいな、何も実は残らないというのも経験しました。

これはおそらく、何らかの法則があるだと思うのですが、ですから仕事が忙しくなればなるほど、家庭をどうするかというテーマをより重くするというのは、意識的に今チャレンジ中というか、まだまだ道半ばなのですけれどもね。