地盤ネット株式会社 創業4年半で上場。革新的な「地盤のセカンドオピニオン」サービスを展開 地盤ネット株式会社 代表取締役 山本 強　 (2013年7月取材)

価値観

山本

差別化と異質化というテーマの講演を聞きまして、その時にはじめて分かった事が、差別化だと要するに後発の会社は負けるのだと、何かの同じ商品で多少は安いとか、多少使い勝手が良いとか、そういう領域だと埋もれていくということです。

一方、異質化という話を聞いて、まったく違う領域にいかないと、お客様は分かりにくいと、その話を聞いてふとですね。地盤ネット株式会社の社名の上に付けているのですけれども、「改良工事を受注しない唯一の地盤解析専門会社」という、少し長いロゴなのですが、これを名刺やツールにすべて頭に付けて説明をしたのです。

地盤業界というのは、地盤改良工事で儲けていると、それが住宅業界の一般的な流れの中で、「地盤ネット社は地盤改良工事を受けない、イコールそこの収益はまったく無いのです」ということを最初に説明をしてですね。他の地盤会社とは違うということを、入口の段階で理解していただいて、無駄な改良工事にかかる費用が減らせますと、減らした暁には、費用は８万円という補償料を頂きます。つまり、調査した内容については、その補償料で我々が全責任を負いますと、そのような説明をさせて頂いております。

完全に一般的な地盤会社のイメージと真逆な改良工事を無くす会社ですということで、なんとか存在感をアピールできたかなという、そんな感じですかね。