株式会社IBJ 会員数30万人以上。日本初の結婚情報サービスサイトを運営 株式会社IBJ 代表取締役社長 石坂 茂　 (2013年5月取材)

プライベート

石坂

意外に自分ではモテると思っている人も、こうしたらもっと良くなるというところが大体あるのです。そういったことを嫌がられないようにアドバイスしたり、変えていってもらう。こういったことにも日夜、腐心しています。

モテ本とかにある難しいことはなかなかできません。ですからここをこうすれば、もうすぐに効果が出るみたいなそういうことです。そういうことを３０分から１時間くらいのセミナーで話して、質疑応答して、みんな一生懸命にメモ取ってます。それで自信が付いたというか、ドキドキしなくなったし、それなりに手ごたえを感じていますというメールが来ます。

交際期間とか出会ってから真剣交際して仲良くなるまでの期間というのは、ちょっと良いところを見せた方が良いと思います。あと、最初から映画やディズニーランド、ドライブに行ったりは、最初の３回までのデートではしないと言っています。想定しないことが起きるので、結構大変なのです。そういうことを避けるためには、最初の３回くらいまでのデートでは、付き合おうというレベルになるまでは、ひたすら飲食店に３，４回行くのが良いと思います。

ただそのバリエーションが大事で、どういう席が良いかとか、待ち合わせをどうするかなど、そういうことも全部細かく教えてあげます。でもすぐにできるようなことばかりです。

石坂

待ち合わせなんてみんな知らないですよね。お店は当然決めておいて当然予約をしておくのですが、お店の前やお店の中での待ち合わせはダメなのです。店から２，３分くらいのところで、暑くなくて寒くない、雨が当たらないような場所で待ち合わせをする。

わざわざどうして店まで歩いて行くのかとみんな言うのですが、あたりまえなのです。その最初の２，３分が実はとても重要で、さりげない当たり障りのない会話を最初はこなすということが、実はもっと詳しい、楽しい話をするために絶対的に必要なのです。

お店は取ってあるのだけれど、前置きを作るために店から少し離れたところで待ち合わせをして、お店まで歩く間に当り障りのない会話をする。そうだね、うん、おもしろいね、ぐらいで済むような会話をすることが大事です。意外にそういうことがわかってない人が多いのです。ここからスタートしていろいろ教えていきます。

石坂

気を付けていることは、自分ができるから誰かできるだろうというのではなくて、誰でもできるようなもの、これがスキルだと思います。センスの世界とスキルの世界は違います。私たちが提供するのはその人がモテるセンスではなくて、異性に受け入れられやすいスキルというものが提供できると思います。誰でもが実践できることを分かりやすく伝えていく事に努めようと思っています。

石坂

私は学校時代の友達にすごく恵まれています。中学、高校、大学のころの友人とのネットワークは、今でもエンジョイしています。仕事もそうですが、遊びもそこから生まれてくるケースが多いです。実を言うと会社の社長というポジションで、社長同士の付き合いや仕事上の人脈を作っていくことというのは一切していません。

そういう意味ではプライベートの時間というのは作りやすいのですが、そういった友人との付き合い、それを大切にしています。あとは、子供が小学校１年生で、私のことを構ってくれるので、休日のプライベートは子供と遊んでいることが多いです。

先ほどの採用方針でもあったのですが、親に大事にされて育ったきて、人に対しての愛情が豊かな人が多いです。だから何かを奪おうとか、足を引っ張ろうとかという人はいないです。昔ながらのお互い気兼ねなく尊重し合えるそういう友人ばかりです。中学高校は男子校だったのですけど、あの学校に行って良かったと思っています。

友人はみんな優秀な人が多いですね。仕事ができたり、お金が稼げるという事だけではなくて、バランスがとれていて仕事も一生懸命にしている、家族のことも大事にしているし、友達のネットワークも持っているという、そういうタイプの人が多いです。

石坂

高校時代の担任の先生です。漢文の先生だったのですが、漢文というよりは儒教の先生みたいな感じでした。人間道徳のような。そんなことを知らず知らずのうちに叩きこまれていました。経営者はよく読んでいる人が多いと思いますが、そのころから論語をすごく読まされていましたので、今でも愛読書にしています。

子供にも論語の素読をさせています。５歳、６歳で、全然意味がわかりませんが、暗唱できます、うちの子供。古きを訪ねて新しきを知ればとか、全部言えます。それ一番簡単なやつですけれども。