株式会社IBJ 会員数30万人以上。日本初の結婚情報サービスサイトを運営 株式会社IBJ 代表取締役社長 石坂 茂　 (2013年5月取材)

事業

石坂

中期的、数年内に実現したいと思っていることなのですが。私どもの会社及び加盟店様で、日本の結婚数、だいたい年間７０万組くらいあるのですが、そのうちの１%である７０００組を実現したいと思っています。まだ、それには時間がかかりますし、数の少ないのですが、おそらく数年でIBJグループで日本の婚姻数の１%を実現する、これを目指しています。

たかが１%ですが、１社でそれを実現するわけですから、非常にインパクトがあって、夢のある数字、目標であると考えています。

石坂

大きく分けて、インターネットでエントリーが完結するサービスと、店舗で直接カウンセラーと２人３脚で進めるサービス、この二つがありますが、前者ネットのサービスは合コン、パーティ、婚活サイトの３つあります。人によって、バーティから始めたい、食事が出る気楽な合コンがいい、自宅でも活動できる婚活サイトがいいとか、みなさんの希望や趣向は様々なので、そういった部分で最初の一歩を踏み出すために、いろんなサービスを提供して、なるべく多くの人に利用してもらう、これがネットのサービスです。

もちろんこちらでも、成婚者というのは、一定量確実に生まれていくのですが、より早くパートナーに巡り合いたいという方は、専任のカウンセラーが付く、我々の直営の結婚相談所か加盟店さんをおすすめしています。

石坂

抵抗感はサービスに対して多少なりともあると思います。その抵抗感をいかに下げて、楽しいイベントを作ったり、参加しやすいコンセプトを作ったりと、そういうことに日夜、腐心しています。室内であっても屋外であっても大切なのはイベントの雰囲気です。参加者というよりも雰囲気、私どものラウンジは、すべて間接照明に切り替えています。明るすぎず暗すぎず、店舗やラウンジそのものにシズル感というか居心地の良さというものを、必ず実現して提供しています。

やはり、落ち着いた雰囲気の中で、出会いを作っていけば、落ち着いて相手も見つけられます。会場はどこでもいいというわけではなくて、料理もそれなりのボリュームや種類、女性もいらっしゃるのでデザートを付けるとか、ちょっとプライベートな雰囲気が提供できるスペースを設けるといった、そういうところも大切にしています。

ちょっとした居酒屋でも雰囲気を重視したりとか、イタリアンでもどういう料理を５品目出してくださるのか。そういうことを確認しながら提携を進めています。

石坂

私どものサービスを利用してくださる婚活の会員様は、お相手を求めているイコール人生を豊かにしたいと思っています。お相手を求めつつ、自分自身も磨いていきたいとか、もっと新しいものにチャレンジしたいとか、そういった希望を意欲的に持っていらっしゃいます。私どものビジネスのコアは婚活事業なので、例えば美容や不動産、保険の分野など、それは私どものお客様にニーズはあるのです。

結婚したら家を探す、婚活するために綺麗になりたいとか、そいういう意味では、私たちがそういった事業をやるよりは、大手のそういった企業様と話しを進めていて、会員様が求めるサービスをきちんとした形で、割安に提供していただけるような提携を進めています。

石坂

男性は実は難しくなくて、見た目などはもともとの顔を良し悪しというより、雰囲気とかセンスとかがあると思います。だから髪型と服装と、ちょっとした持ち物を改善して、女性とどんなふうに接したらいいのか、どんなお店に最初お誘いすればいいのか、といった、簡単なことを教えてあげればまったく変わってきます。そういったサポートを行っています。

女性もそうです。男性に受け入れられやすい雰囲気や服装、コミュニケーションの仕方など、そういったことを少しでも知識としてインプットしておいた方が、確率が高まります。単にお相手を紹介する、データベースを提供するのではなくて、ソフトの部分やその人の魅力をアップするためにどうしたらいいのか、多角的に考えて提供していく、そのためには自社だけではなく、協力会社さまや業務提携会社さまとタイアップして、トータル的に婚活のサポートをしていくというのが大事になります。