Vol.4 キャリア
インタビュー内容
キャリア
芦原
私どもの仕事というのはトレーラーの仕事、特殊車です。石油の輸送というのは危険物の国家資格がいります。かたや飲料水の輸送はパレット輸送ですから、フォークの許可がないとできません。そういうものは交流できるといいましょうか、仕事ができるという資格を取るとか、取らせるとか。あるいは大型免許しかない人がトレーラー免許に移っていくということになると、どうしても主力はトレーラーで考えてますから、そちらのほうで勉強してもらうと。
芦原
危険物でも今化成品を一生懸命やってるんですが、そちらは1類から6類まであります。大きく言って6種類あって、その1種類ごとに免許がないと運べないんですよね。だからなかなか当社の運転手さんも大変です。あっちの勉強、こっちの勉強をやらないと、やっていけません。車だけ出してる会社さんなら、それでいいんですが、今日本の物流量全体は縮んでますから。要はいろいろな仕事ができるような教育ができていて、それをきちんとやれる人がいないと、物流業は成り立たない。だからかなり厳しい状況ですね。
業域を広げるというのはやっぱりそういうことになります。十把一からげだともう生きていかれません。だからかなり皆さん勉強して、優秀な人がたくさんいますよね。運転手さんの場合は資格給ですから。中学卒業してようが、大学卒業してようが、関係ないです。大型運転手なのか、トレーラーの運転手なのかで給料が違う。資格給ですから、やっぱりみんな稼げるほうに行きますよね。だからそれだけの物量を年間を通してきちっと作っていくと。それには今の輸送システムというものを、どんどん開発して、会社としては従業員が路頭に迷わないようにしています。
芦原
会社の方向というのははっきり示しています。要は今いたように環境で大型化するとか、合理化をするとか、一人当たりの生産性を上げるというと、当社はこういう会社ですよ。だからその場でとどまってても無理ですよという話は入社の時から当然しますよね。だからその辺を理解した上でないと、無理でしょうね。仕事を一つしかできないということだと、昔はいいんでしょうけど、バブルの頃はいっぱいあるのだから。
芦原
先ほど申し上げたように、全体的に物流量というのは、海外進出もかなりあるので、減るんですよ。減る中でいかに取っていくかということになると、やっぱり特徴のある会社になります。特徴のある会社というのは、特徴のある仕事の仕方をして、それを理解してもらえるようにならないといけません。その辺が実際運転手さんとすれば、それを理解できないと、やってはいけません。それはどんな仕事でも同じだと思います。
芦原
どちらかというと真面目だから、考えながら仕事をするんです。それでは今の時代合わないんです。走りながらやっていく、考えてるという。考えてばかりいても何の意味もないんですよね。考えてたら、ずっと考えてて、置いていかれても意味がないと思っています。私が一番いけないんでしょうけどね。短気でせっかちですから。どんどん行かないと。そういうことですよね。それだと日本経済というのは、どんどん変化があって、どんどん伸びていけばそれでいいんでしょうけど、ゆっくり教育して、ゆっくり先輩を見て、それで成績がなんとなく上がって給料が増えていく。今はそういう時代ではない。だからそういう中で置かれた環境というのは、どこでも同じだと思います。どんな会社でもね。
芦原
だから自分を活かしていく、特長を作るという意味では自分を磨かないと駄目だと思います。
経営者プロフィール
| 氏名 | 芦原 一義 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1944年10月5日 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 座右の銘 | 「先憂後楽」 後に良かったと思える行動をしたいから |
| 愛読書 | 全部 |
会社概要
| 社名 | 東部ネットワーク株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区栄町2番地の9 東部ヨコハマビル7F |
| 設立 | 1943 |
| 業種分類 | 陸運業 |
| 代表者名 | 芦原 一義 |
| 従業員数 | 420 名 |
| WEBサイト | http://www.tohbu.co.jp/company/ |
| 事業概要 | 貨物自動車運送事業、商品販売事業、不動産賃貸事業及びその他事業(自動車整備部門、損害・生命保険代理店部門)を主な事業内容とする。 |