株式会社ジャストプランニング 外食業界向けコンピュータシステムの開発・販売で成長を遂げる 株式会社ジャストプランニング 代表取締役社長 鈴木 崇宏　 (2013年4月取材)

価値観(社員を成長させたい)

鈴木

もちろんお客様もそう(大切)ですが、社員も成長させたいと考えています。どこに言っても通用するような。夢や目標を持っている社員っていないのですが、人生は1回しかないので目標を持ってもらいたい。

それに対してどんどん進んでいきたい。そのための力というものをつけてほしいと思っています。できれば一緒にずっと働いて成果をあげて、成長していきたいと思うので、人それぞれ目標を持てば弊社を離れることもあります。離れたときに、ジャストプランニングにいてよかったなと思われるような会社にしていきたいと思っています。

鈴木

弊社の会長はバリバリの営業マンでした。私はもともとは理系です。他の同級生だった2人の役員とスタッフも、立ち位置が全然違うし、価値観も一緒というよりは、見方、価値観というのはそんなに変わらないですが、見方が全然みんな違います。営業マンとしての見方、エンジニアとしての見方。様々な切り口で見る事ができる仲間が集まったので、今まで来ているのかなと思っています。

鈴木

商品のこだわりはありません。お客様が欲しいと思っているものを作ればいいと思っています。

変にこだわってしまうと、例えば技術者や、私も技術者でしたが、技術者ってこだわるんです。趣味の世界に入ってしまうんです。ここは新しい技術を導入しようとか、そんなことはお客様にしてみれば、どうでもいいんです。

とにかくお客様がいま何を求めていて、何に困っていてということを、知ること、というのがいちばん重要で、それを商品に、サービスにきちんとフィードバックして、お客様に提供するというのが、そこがこだわりといえばこだわりかもしれません。あとは値段という話もあります。そこは商品・サービスに対するこだわりなのかなと思います。

鈴木

うちの会社は蒲田にあるのですが、JR蒲田駅から我々の本社のちょうど中間地点ですね。駅から5分もかからないと思うのですが、「ちょうど」という、ひらがなで「ちょうど」。ジャストプランニングのジャストを直訳しただけなのですが、和食の居酒屋です。もともとは会長の発案で、我々もいいですねという形で、サービス提供、新しい新製品などそこでテストしたり、弊社のスタッフが店舗で3か月に1回程度ですが、実際にフロアに立って、お客様から注文をとって、飲食店というのはやってみると、大変なんです。お客様の気持ちというものを理解することができます。

ファミレスや居酒屋へいくとハンディーターミナルといいますが、オーダーをとっていますよね。ビールが、生が何個だと。それがトラブルを起こしてしまうと現場が大混乱です。その気持ちというのを知らずして、サービスを提供すると、お客様の要求を満たすことはできないと思っています。商品はお客様の求めていることを提供することにつながりますが、現場を知るということが、サービスを提供するものにとって、いちばん重要だと思いますし、そのひとつの経験、体験ができる場として作りました。

あとは社内の懇親です。接待でも使えますし、社員割引というのもあるのですが、そこで忘年会をやったり、新人社員の歓迎会をやったり、そんなことをやっています。そういう目的で作って3年半経ち、営業的にも安定して、リピーターさんも多くついていただいて、ぜひ良ければ来ていただければと思っています。