アルファグループ株式会社 携帯電話販売が主軸。カタログ通販代理店や太陽光発電など多角化を推進 アルファグループ株式会社 元取締役会長 上 岳史　

歴史（創業秘話）

上

創業したのが14年前なんですよね。僕が大学4年の時で、一緒にやっている吉岡（現会長）が、社会人1年目か2年目の時ですね。（大学）4年の時に、1度就職してから自分で家業を興そうか。それとも（今会社を）興してしまおうかとすごい悩んだ時があって、今だから幼稚だなとは思うんですけども、なんとなく大学生の時に大人びていた、というか「みんなで早く行きたいよね」みたいなところがあった。一旦、就職してしまうと同じラインに並ばなきゃいけないという思いもあり、だったら大学時代に（会社を）創りたいな、という思いがあったのと、同時にちょうどそのタイミングで、吉岡の方もあるベンチャーをやっていたんだけども、「独立をしようと思っているんだ」という話があって、「一緒にやらないか」というのがきっかけなんですね。

ビジネスの内容に関しては、今セールスソーシングという造語で、我々のビジネスモデルを定義してるんですけど、語学学校からのスタートなんですね。なぜ語学学校から始めたかというと、たまたま僕が行っていた大学に、留学生が非常に多いという点。当時、ちょうどアジアが非常に注目を浴びていた時で、香港ブームで、アジアに対して日本企業の進出が増えてくるだろう。

語学のニーズも増えてくるだろうというのがあって、今ちょっと話題になってる駅前留学NOVAじゃないですけど、駅前留学新メンバーと言ってる時で、「駅前より近くやる方法ないかな」と言うんで、アジアの語学を学びたい人に、留学生を紹介するビジネスって成り立つんじゃないの、というのがあって背景の留学生というのは、非常に優秀な方が多いわけですよね。（しかし）当時は、日本嫌いになって帰っちゃうんですよ。何でかというと優秀なんですけれども、裕福ではない環境があったんで、彼らは仕事をするじゃないですか。今でこそ少子化なんで、（仕事をする時には）アルバイトもあまり差別されずにできるかもしれない。（しかし）当時は日本人がやりたがらない仕事しかなくて、それで昼間は学校を一生懸命しなきゃいけない。夜はアルバイト、それで学校卒業して帰っちゃう。

僕はたまたま高校の時に、アメリカに留学したのもあって、日本語学校で語学をお小遣い稼ぎに教えていたんですよ。彼らにアジアの語学を教えてもらえば、それってアルバイトになるんじゃないかというところからスタートしたんですね。