Vol.2 前職の社長を退いた経緯
インタビュー内容
前職の社長を退いた経緯
住谷
偶々、その1964年ですか、前の東京オリンピックがあってですね、それでやっぱりこれから国際化だなという事を感じたんですね、やっぱり将来は国際的に何か仕事をするのがいいなとただの回避ですけど、そうすると、ホテルとかレストランとか飛行機会社とか、観光とか、そういう結びつきで、じゃあ観光会社に入ろうという風に思って、偶々先輩の推薦もあったんで、
聞き手
富士通観光に入った
住谷
富士通観光に入りました、当然風呂掃除からですね、掃除関係あるいは、料理作ったりですね、荷物運んだりですね、お客さんの接待もあり色んな色んな仕事しました。ところが結局ですね、今僕の原点になってるんですよね色んな事が、やっぱりホスピタリティ綺麗にしなくきゃいけない、整理整頓大事だ、時間もきちっと守らないといけないという風な事自然に随分身に付きましたね。
聞き手
それこそ、そういう経験をされて、益々観光業として経験を積んで行きたいって思いそうな気がするんですが、そこでまた人生の転機が訪れる訳ですよね。
住谷
そうですね、学生時代の水球の先輩から、新しい何か事業始めないかっていう声を掛けてもらったんで、それは今度それでね魅力あるなと、今もいいけど、楽しいけど、また東京に出て新しい事業立ち上げるというのもですね、非常にチャレンジでとにかくあまりこうこだわらない性格なので、自分でこれは面白そうだなって言う何の根拠もないんだけれども、面白いな、面白そうだなと思ったらね、チャレンジしてみようというような気持ちがどっかにあるんですよね。
聞き手
まずはやってみようチャレンジしてみようと言う気持ちで始められたと思うんですが、いざやってみていかがでしたか。こう順調に、順風満帆に伸びって行ったものなのか。
住谷
いやいや、勿論そういう事はないんですね、見た所結果的にはね、結論だけ見てみると、ケンタッキーフライドチキンのフランチャイズから始まり、アメリカのレザーチェーンが日本にどんどん上陸してくる時でしたので、マクドナルドも当然きてました、ミスタードーナツも来てました、色んないわゆる外食と言われるチェーンが、アメリカのチェーンがどんどん上陸してきている時でしたので、それがまあ今では当たり前になってる事なんですけども。
日本の国内でも色んなチェーン、カジュアルダイニングうどんだとかそばとか含めまして、そういうのをどんどんチェーン化して行く、いわゆる外食産業という産業として出来上がったのがちょうどその頃なんですね、1970年、1967、8年からぐらいにかけてそこからずっとですね、いわゆる外食産業という形で成り立ってきた訳ですけども、更に僕ずっとアメリカがその間に投資をし過ぎてね、やっぱり会社がね順調じゃなかった時もあります。一時期ね、一時期。
聞き手
こういう浮遊曲折を。
住谷
そう、浮遊曲折2回程ありましたね。
でもまあそれはそれで、何て言うんですかね、やっぱり景気土台が、やっぱり日本の景気自体が非常に順調なんで、また何か何とか立ち上がれるっていうね。そういう事も経験したし、そういう背景もあったし、そんなにすごく悩んでえらい事なっちゃたなっていう風な事はなかったですね。
聞き手
2000年に社長にご就任された訳ですよね。
住谷
そうですね。
聞き手
はい、ですが、一応定年の制度みたいなのが、その会社の中でおありだったんですよね。
住谷
うん、自分で私自身も60歳って言うのが、普通の会社我々の年代位まではですね、定年が60歳っていうのは、大体大企業含めて一つの常識になって、実際にそういうルールになってると思います。
で、うちの会社にあったかは知らないんですけど、やっぱり外食産業って年配者の方も沢山来られるけど、基本的には若い人達が来るんで、そうするとですね私自分で、このメニューあるいは味、サービス、あるいはそのインテリア、こう言った事が自分で、ある程度その時の時代にマッチしたものが出来てると思っている自覚があるうちはやろうと思ってたんです。
60歳ちょっと位前からですね、やはりですね、若い人の感覚と僕の感覚が違うな、或いは内装何かちょっと違うなって言う風になった来たんですね。自分である程度マッチしてないと、感性的な所が凄い多いんで、だからこそはですね自分で社長をやっていても、何かはっきり言ってお飾りの社長みたいになっちゃう、まあ若い連中任せなきゃいけないから。
その仕事自体がね、そういう社長に憧れも勿論あるんですけどね、勿論ファイナンス的にバックアップしたり、ロケーション探したりですね、でも、トータル的にそのこう店舗そのものが商品なんで、まあトータル的に、そこが自分で感覚がずれてるって言う風な認識があるとね、こう色々迷いも出るしという風な事で、社内的な環境もね、部下の連中との意見が違うようになってくるという、この値段ちょっと高くないかって、前の感覚で言うと、いやいやこれでいいんですと、理由がない訳でですよねそこにはね、高い感覚的な問題なんで、味ちょっと味濃くないかとかね、それは要するに自分の中で、アジェンスタするのが非常に難しい感覚的なものなので。
経営者プロフィール
| 氏名 | 住谷 栄之資 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
| 社名 | KCJ GROUP株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア3階 |
| 設立 | 2004 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 住谷 栄之資 |
| 従業員数 | 1983 名 |
| WEBサイト | http://www.kidzania.jp/ |
| 事業概要 | こどもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画、運営、開発。「食と農」をテーマとした複合施設「オークビレッジ柏の葉」の企画・運営・他 |