株式会社丸三電機 様々なメディアから注目されるヒートシンク分野のパイオニア 株式会社丸三電機 代表取締役社長 竹村 元秀　 (2014年2月取材)

開発秘話

竹村

当社で扱っている品物というのは、半導体の素子、ICや、トランジスタ、LSIというのとか、そういう部分に熱が出るので、熱を放熱させる放熱板、あるいはラジエーター、あるいはヒートシンク。いろいろ呼び方はあるのですが、そういうものを前から扱っていたので。とにかく今よりは時代も良かったというのもあって、円高でもね。大変な思いはしたんですが、そのメーカーさんがやはり品質が悪い、納期は遅い、値段は高い。それからいろいろな代理店が何軒も何十軒もある中の代理店のコントロールができない。こんなのでいいのかなというのが、やはりずっと思っていて。

竹村

自分も中堅になり、若くしてだけど、やはり部長にもなり、専務にもなりという段階において、やはり自分のところがメーカーに取って代わるしかないなと。自分だったら、こういうやり方でやれるんだけどなと。それもそんな甘くはなくて、みんなそうなんです。始め思っていることというのは、若かったからやはり甘さもありますが、でも結局何か今までと違うことをやった時に、問題点というのがいろいろやはり出るので、それをやはり一つ一つ解決をしていくということが非常に大事なんだなというのも勉強したし。

竹村

ただメーカーになってやはりお客さまと、自分たちが頑張ればお客さまに喜んでいただけるんだという。そういうことが一番力になるというか、大事なことだなと。それを結局商社からメーカーに変わることによって、肌で感じるし、社長もそうですが、社員も非常に生きがいを持ってやれる。自分のところの品質が悪ければ、お客さまに迷惑をかけて、怒られてというのは、もう本当に嫌なぐらい味わってきたので。それが自分たちの努力でもって、なんとかなって、お客さんが喜んでいただけることが、こんなに気持ちいいことなのか、心地いいことなのかというのが、やはり変わって。変わってからもう二十数年メーカーに転向してから。僕も今、今年24年目。社長をやって24年目になるのですが。でも非常にやはりメーカーになって良かった。