Vol.2 価値観
インタビュー内容
価値観
森下
責任感で仕事をするという言葉をご存知でしょうか。責任を持って、ふざけてはいけません、そんなことに価値なんか何もありません、というのがテンポス姿勢です。例えば「これ10日の間にやってくれ」と何か頼まれたら、一生懸命に頑張って10日間のうちにやる、そんなことは当たり前のことです。「10日の間にやってくれ」というのを3日くらいで、徹夜してやってきたとしたら、それは責任感ではありません。
つまり、責任感で仕事している人は、ストレスがたまるという事です。ところが「びっくりさせてやろう」、なにかあったら「お任せください」「見せ場なんだ」、つまり「びっくりさせてやろう」となった途端、指示を受けてやってるのではなくて、主体的にやっているので、自分のものになります。
「どうやってびっくりさせてやろうかな」は、ストレスゼロで体は3倍疲れますが、嫌ではありません。ですが責任感でやる人は、ストレスが100倍、体はたいして疲れず、能力もアップしません。どちらの人生を選びますか?
こういうことを最初に仕事に取り組む時に教えておくと、「お任せください」「見せ場なんだ」という姿勢でやるんだと教えておくと、生き方が変わってきます。
「役に立つ300ポイント」というのを決めて、例えば外国の人が駅で切符を買うのに困っている時に、「それはこうやってやるのです」といって手助けしたら、1ポイント、自分の時間もないのに乗るべきホームまで案内してあげると2ポイント加算、そういうふうに決めて300ポイント取ろうとしています。
それで、この夏、実家から浜松へ少し用があって来る途中で、若者がバイクを押していたので、「どうしたの」と聞くと「日曜日でこの村のガソリンスタンドが閉まっている」「浜松まで押したら、明日の晩にはつくけど・・」と言っているので「日陰にバイクちょっと置きなよ」と「俺が車に乗せて行ってやるから、ガソリン2リットルくらい買って、ガソリンスタンドから今お盆で車いっぱいあるからヒッチハイクして帰ってくればいいよ」と言ったら、車の中で恐縮して「名前を教えてください」というので「名前なんかいい」と伝えました。
「俺は今、実は300ポイント稼ごうと思ってやっているのだけれど、この件は一応、5ポイントと決めてるから、お前が俺にお礼をしたいのだったら、お前は一生の間に10人でいいから、今と同じようなこと、誰かにやれ」と、「あるべき姿」を決めて動いていくと、結構立派になってくるものです。なかなかだと思いませんか?
経営者プロフィール
| 氏名 | 森下 篤史 |
|---|---|
| 役職 | 創業者 |
| 生年月日 | 1947年2月13日 |
会社概要
| 社名 | 株式会社テンポスバスターズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都大田区東蒲田2-30-17 サンユー東蒲田ビル7F |
| 設立 | 1997 |
| 業種分類 | 卸売業 |
| 代表者名 | 森下 篤史 |
| 従業員数 | 562 名 |
| WEBサイト | http://www.tenpos.co.jp |
| 事業概要 | 中古厨房機器の販売、飲食店向け内装工事請負、飲食及びその周辺事業者向けファンドの管理・運用、厨房機器のリース及びクレジットの取りまとめ、中古事務機器の販売を主たる業務とする。 |