Vol.4 キャリア
インタビュー内容
キャリア(必要とする人材)
小野
ベトナムの方とか中国の方とか本社にもいますし、あとはさっき言ったように海外から技術者として採用して、うちのワーキングビザで来ている方は全部、設計部隊の中でも活躍をしてくれています。
それともっと大事な事は今海外の会社とか工場とか、M&Aも拡大していますのでそこで優秀なスタッフが、沢山育っていますので。彼らは例えば、中国で優秀なスタッフをタイにもって行こうかとか、ベトナムで頑張っている社員をラオスとかカンボジアの責任者にしようかとか、そういう人間を使って今度はインドに進出しようかとか、経営理念にも書いていますけれども、どこの人間だからどうじゃなくて、我々は人というものがグローバルに展開する時に、国籍とか人種を問わずに優秀な方を抜擢するという事を標榜してるわけですから、そういう方々が次の世代のリーダーとか、次の進出先のトップや幹部になるといった事を、全然それは問題ではないわけですね。
多分将来はそういうローカルで育った幹部達が、どんどん実績を上げて、そこの役員になったり、もしくは本社の役員として入って来たりしながら、今度日本で行われるヘッドオフィスの会議は、色んな人種が沢山いて、英語でやっているんだろうなと、そのイメージですね。
それが我々のやるべき仕事、世界のモノづくりを我々が日本のモノづくりをベースにしてこれから広げていくわけですから、そういう意味では多種多様な人材人種が存在している事が望ましいという事だと思います。
小野
色んな所から寄せ集まって来た人間たちで構成された会社なので、上場を目指したり、海外展開しながら、もっと皆が少しでも誇りに思えるような会社にしたいと。その中で社員達は、頑張ってやってきてくれたわけですけれども、私がいつも色んな社員に言っているのは、他社から引き抜かれるような社員になってくれと。一騎当千とまではいかないまでも、一騎当十ぐらいですね。10人前くらいの仕事をするような人間だっていう風に、同業他社から思われたら多分うちに報酬をもっと払うから来てくれないかとか、こういうポジションに応じるから来てくれないかとか、言われる事もあると思うんですね。そこで転職されたら困るんですけど、そのくらい、いいなあいつはと思ってくれる社員になってほしいと。そういう社員になってくれたら、うちの会社はもっと伸びていくだろうし、もっと自分達がやりたい事をきちんと出来る会社になるだろうと思うんですね。
最悪引き抜かれてもいいんだけれども、そのくらいの気持ちでやってほしいし、うちの会社になんとかしがみつくという発想もやめてほしいですね。うちを出て行っても、俺はちゃんと物になるとか、大丈夫だっていうぐらいの気概をもってやってくれないと、次の事業展開も進んでいかないし、新しい事も始められないので、枠にこだわらず、がんがんやれる社員になってほしいという事をですね。その上で自分達の生活を守って、自分達の幸せを築いていってほしいなと思います。
経営者プロフィール
| 氏名 | 小野 文明 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1959年2月1日 |
| 出身地 | 長崎県 |
| 出身校 | 東洋大学 |
| 座右の銘 | 人事を尽くして天命を待つ 人生は思い通りにはならないし、正義が必ず勝つとも限らない。しかし自分は嘘をつかずあきらめず力を出し切る事が大事である。 結果が出なければ、それは天がまだ努力が足りないと言っているのだ。 |
会社概要
| 社名 | 日本マニュファクチャリングサービス株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー |
| 設立 | 1985 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 小野 文明 |
| 従業員数 | 7069 名 |
| WEBサイト | http://www.n-ms.co.jp/ |
| 事業概要 | 業界No.1の自社工場数を活かした「ものづくり」、中国他グローバルな視野で人材ビジネスを展開する新時代の製造アウトソーシング企業 |