Vol.5 リサイクル燃料の可能性と海外展開
インタビュー内容
リサイクル燃料の可能性 と海外展開
岩元
全体を俯瞰して、一緒に上げていくと。そうしないとこの事業はできないんですね。ですからある程度の仕組みが出来上がったので、そこに最後の投資、工場。ここに今回はここにフォーカスを当てて、がっと上げていくと。そうするとできたペレットをいろんな機械に出していくと、信じられないんです。だからメーカーは安心してそれを使える。
だから今まではリサイクルって集めました。なんでか土木資材や建設資材の見えないところなんだけど。石油と同じ品質なので、これはおもちゃになって、文具になって、服になると。これがポイントなんです。メーカーは安心して使えると。そうすると若干たかくてもいいんです。消費者に説明がつくから。これはこういう皆さんの循環のおかげで、こんなインフラして若干だけど10円高くなりますと、この説明がつくから10円高くなるけど買ってくれませんか、買ってくれますかという質問でいいんです。そしたら買うんです。
そんな3000円くらいとか4000円くらいとかのたった10円くらい高くなるくらいなんですね。だからその説明がちゃんとつくかつかないかがポイントなんです。将来はたくさんあつまっていくと、コストが下がって行きますので。あと5年待ってね、10年待ってね、と説明ができたらいいんですね。そうすると石油に勝てるんです。だから3万トンを本当に一気に集められると、石油と同じ値段で出せるんです。
これはPL上でも引けているんです。だからがんばって、3万トンまでみんながんばろうぜって言って、回収して3万トン分を買ってもらうと。ぐるぐるまわると、石油を1滴も使わなくなって、戦争やテロがなくなると。これは日本だからやるべきなんですよね。
岩元
日本でその世界一のものつくりの技術があって、試験がなかったと、それでも世界第2位とか3位とかGDPをとっていると。そこで世界一のものつくりに掛ける世界一地上資源があると。そしたら掛け算になっていくとですね、全然違うブランディングができるんですね。ヨーロッパは伝統とかで勝てないし、アメリカは購買力として勝てない、日本の生きる道というのが技術があって、そこに地上資源、これで勝てると思うんです。
リサイクルという考え方は日本は江戸時代から脈々と続いてますので、こんな数百年もリサイクルの話ができるのは日本しかないんですよ。だから日本が発言する意味がここに出てくるんですね。だからそういう掛け算をずっとやっていくと世界が納得してくれるんですよ。だから今世界なんですよ。
インドもですね、結局その経済発展ができると、次はそのリサイクルの仕組みが後手になるんですね。その後手になって気付いた時にどうにかしましょうでなくて、今の経済発展の時から仕組みを入れるべきだろうと思ってます。日本環境設計の思想や仕組み技術をですね、今国のプロジェクトDMICプロジェクトがあるんですけども、それに認定されましたんで、今はインドに対してですね。同じ仕組みで回収し、それを日本側に持ってきて、リサイクルをして、国際的にぐるぐる回していって、大きなグローバルの仕組みをやっていこうということで今事業を進めています。
経営者プロフィール
| 氏名 | 岩元 美智彦 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役会長 |
会社概要
| 社名 | 日本環境設計株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング5F |
| 設立 | 2007 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 岩元 美智彦 |
| 従業員数 | 29 名 |
| WEBサイト | http://www.jeplan.co.jp/ |
| 事業概要 | 『FUKU-FUKUプロジェクト』『PLA-PLUSプロジェクト』などのリサイクルインフラの構築・運営 |