日本環境設計株式会社 使い古した衣類からバイオエタノールをつくる技術が話題のリサイクルベンチャー 日本環境設計株式会社 代表取締役会長 岩元 美智彦  (2016年6月取材)

Vol.2 起業の経緯と事業展開の苦労

インタビュー内容

起業の経緯と 事業展開の苦労

岩元

当時ですねバイオエタノールという言葉がはやっていたんですね。10数年前に。それは食物繊維、穀物からですね。トウモロコシやサトウキビからバイオエタノールを作って行きましょうというのがですね。世界的に普及した時期があったんです。

トウモロコシやサトウキビの繊維質からできるんだったらば、綿、これも繊維質なのでできるんじゃないかと思いましてね。単純に調べてどうにかなりそうだったんですね。そこで当時今の社長ですよね。居酒屋で色んな、仲良かったから、こういうのができるんじゃないのと完全に化学というか理系でしたので。いろんな相談をしていくうちに行けるんじゃないのということで、2人で会社を作って、独立をしたと。それが最初ですね。

岩元

研究開発に1年位でできたので、基本的にはすっといくんですね。大体研究はある条件を絞るとできるんです。ただコストが高いんです。だから一番大切なのは研究開発はできますよと。ですから着ているTシャツからバイオエタノールができますよ。2つ目は事業にどう合わせていくか、経済性に。

これにやはり3、4年かかったということで、要は研究者はできる。あとはそれをコストを下げていくために方法論をいつも考えておくと。そこは苦労したと。それでもう会社が回るような仕組みを作るのが、経営者ですので、そうれでもう投資をしながら、会社をぐるぐるまわしていったと。いうことですよね。
もう1個は事業がありまして、それはコンサルなんですね。環境といってもなかなか奥がふかいですから、それをコンサルをしてキャッシュを頂きとそのキャッシュで経費と投資をしていくということで、研究の量が増えるとコストは下がっていく。そういうふうなものですから、それが、量が増えて研究開発が増えて、エタノールのコストがさがって、コンサルとエタノールの事業が同時に回るようになると。こんな感じでスタートしましたよね。

岩元

不安はなかったんですよね。この時代は絶対くると思っていたのと。変な自信はあったんですね。今から社会のリサイクルの社会というのは売るだけでは絶対無理なんですね。売ってリサイクルをセットした商品が売れるんです。そういう商品は、いくつかのやり取りはあるんですけど。それをいろんなメーカーとか業者はり理解してくれると尾ったんですね。それがいつくもの成功事例があったと。

ですから売るだけのコンペとうちの商品を売って回収したリサイクルの商品のどっちを選びますかという企業にプレゼンするとやっぱりサービスパッケージのついてくるやつの方が魅了的に感じるんですね。そういう時代にどんどんなってきたかなというのも大きいですしそういうパッケージを開発できたのが大きかったと思いますね。


経営者プロフィール

氏名 岩元 美智彦
役職 代表取締役会長

会社概要

社名 日本環境設計株式会社
本社所在地 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング5F
設立 2007
業種分類 サービス業
代表者名 岩元 美智彦
従業員数 29 名
WEBサイト http://www.jeplan.co.jp/
事業概要 『FUKU-FUKUプロジェクト』『PLA-PLUSプロジェクト』などのリサイクルインフラの構築・運営
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