Vol.2 銀行員~セブン-イレブンジャパンへ
インタビュー内容
銀行員から セブンイレブンジャパンへ
聞き手
銀行も将来起業するには、お金の流れとか人脈とか。
福井
やっぱりなんというか、月算書がちゃんと読めたりとか、そういうのは非常に大事じゃないですか、お金が分かるということは、三和銀行って所だったんですけど、今の三菱東京UFJで、関西系の銀行で、なんていうんでしょう、体育会系の金融機関でしたね。だから取れるまで帰ってくるなというノリの会社だったんで、
聞き手
銀行ってスマートなイメージがありますけど、そんなことないんですね。
福井
会社によって違うと思います。三菱銀行さんとか第一観銀さんとか、今のみずほですけど、それはすごくスマートだったと思います。私がいた銀行とか、当時あった住友銀行とかね、野村証券とかね、ああいうのは体育会系金融機関だったんで。
だからそこを選んで、営業も勉強になるだろうなと思ってやりましたね。
聞き手
その当時に経験されたことで、今でも役にたっていることはどういうことですか?
福井
たくさんあるんですけど、やっぱりお金って品質が問われる商品じゃないですか。同じ金利1%だったら、どこから借りてもお金は一緒ですからね、それを売って歩くのって、人間力が問われると思うんですよね。そういうのは非常に自分を磨かなければならないとか、そういう努力も必要でしたし。ノルマとかそういうのにすごい厳しい銀行だったので、それを達成するために人一倍努力しないとね、できないっていうのがありましたから。そういう意味だと人より多くの成果を出すには、単純に頭が良くてね、うまくやる人っていると思うんだけど、やっぱり自分みたいなタイプは、人より努力しないとうまくいかないだろうというところはありました。
聞き手
銀行時代は融資課にもいらっしゃったというふうに。
福井
ほとんど、外交というか営業ですね。法人の営業ですね。融資営業なんですよ、結局。お金を売って歩くみたいな感じですよね。それを取ってきた案件を、融資本当にできるか確認するのが融資課なんで、営業課ですね、どっちかっていうと。
聞き手
その中で大手から中小まで、多くの経営者に触れてくるわけじゃないですか。うまく行かれる所もあれば、そうじゃないところも間のたりにしてきて、起業って経営って怖いなって思われなかったんですか?
福井
経営者によって、会社はこう大きくなるんだとか、こやってだめになるんだとかはもちろん勉強になりましたし、たまたま土浦って所は流通業の取引先が多いところだったんですよ。カスミグループって言って、今はイオンさんのグループになっていますけど、スーパーだったりとか、ライトオン、ジョイフル本田さんとか、非常に多くて、流通業ってまだまだチャンスがあるとかね、そういう気づきというかね。もありましたよね。
聞き手
逆にその怖さも見ながら経営者もたくさん目の当たりにして、自分の早くやりたいなみたいな。
福井
そういうのは思わなかったですね。銀行の時はですね、怖さというのはあるかもしれないんですけど、どちらかというとこういう会社。会社ありきじゃないですか、ゼロから起業している人を見ているわけじゃないので。こういう会社はこういう人が経営しているんだなとか。こういう器の会社はこういう器の人が経営しているんだなとか、そういう風に客観的に見るっていうのはありますね。
担当するのはわずか1年2年なので、なかなかそこでつぶれたりはみないもんですよね。
聞き手
その土浦から神田に移られて、銀行マンとしての生活は4年。
福井
4年ですね。
聞き手
銀行を辞めてすぐに起業ではないんですよね。
福井
そうですね。土浦で流通業と出会って、流通業界で関わるようなところで、将来やりたいなと。別にゼロから起業しようと思ったわけでもなくて、どっかの子会社とかね、そういうのでもいいな位の感じだったんですよ。
組織のトップになりたいなというイメージですよね。
だから小売業を勉強しようと思って普通に転職でセブンイレブンジャパンになりましたね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 福井 康夫 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
| 社名 | 株式会社メディアフラッグ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル10F |
| 設立 | 2004 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 福井 康夫 |
| 従業員数 | 661 名 |
| WEBサイト | http://www.mediaflag.co.jp/ |
| 事業概要 | 〇覆面調査の実施と調査結果に基づいたコンサルティング 〇ラウンダーによる店頭の販促支援業務の受託 〇サンプリング・デモンストレーション販売等、推奨販売の受託 〇ASP販売 |