Vol.1 反骨精神と大学時代のエピソード
インタビュー内容
エピローグ
聞き手
本日はですね情報セキュリティから医療まで、非常な高度な技術で幅広い分野にチャレンジしております。
株式会社サカエ、代表取締役社長、松本弘一社長にお話を伺いたいと思います。
では社長、宜しくお願いします。
松本
お願いします。
反骨精神と大学時代の エピソード
聞き手
お父様も企業家で、会社をやっていたわけなんですけれども。
松本
父親ですか、メーカーは父親はファウンダーで、販売会社の方は祖父が創業で3代目なんですね。
聞き手
子供のころから、お父様やおじい様の背中を見ていらっしゃって、将来は自分も起業をするんだ、会社を継ぐんだというのは思っていなかった?
松本
反骨心の塊。中学3年ぐらいから親父のことをおじさんって呼んで、最悪の。もう中学校から現在までずっと反抗期。
聞き手
その反抗期の反骨精神がやってやろうみたいな。
松本
反骨精神だけなんですね。
聞き手
で、慶応の工学部に進まれたと。はからずしも、ご実家の事業をやってらっしゃるような、いわゆる工学系というか、機械とか。
松本
国語が大の苦手で、得意は数学と、美術と音楽が好きだったんで。
もう理系か芸術系かしかないなと。
聞き手
就職っていうのはある時期になりますと、どうしても直面する、問題なんだと思うんですけど。
松本
研究室に入ると、大体工学部は教授の推薦でどっか行けんたんですよね。ですから、全然就職活動はゼロ。
理系だったもんですから、ずっと研究室に入って、実験、データを取ったりやらなくちゃいけなかったんですね。
すっとうやっていて、それをやりながら、免許所も取らせてくれなかったんで、就職前に取らないと。2つやっていたら、肝臓を痛めちゃいまして、緊急入院しまして、白血球が何万倍になっちゃったんですよね。まあ、伝染性だったんですけれども。それで、卒論も2人でやっていて、相棒が全部やってくれた。私は病院にいた。だからいつの間にか卒業して、父親の会社に入って、三菱電機で研修しなさい。三菱電機に入ろうかと思ったんですが、機械科は修士しか取らないと言われて。学士だったんで、じゃあ研修させてもらうということで、2年間研修させてもらったんですよ。
聞き手
いったんは自分の会社に入って・・・
松本
親父の会社に入って、研修で、三菱電機さんの群馬製作所っていう家電の工場なんです。
そこで、現場からやらさせてもらったんですよね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 松本 弘一 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
| 社名 | 株式会社サカエ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区新橋1-11-4 三栄ビル |
| 設立 | 1952 |
| 業種分類 | 精密機器 |
| 代表者名 | 松本 弘一 |
| 従業員数 | 150 名 |
| WEBサイト | http://www.sakaecorp.com/ |
| 事業概要 | 事務用機器(オフィス用シュレッダー『Shred Gear(シュレッドギア)』) 、医療用検査装置(糖尿病検査分析装置『A1c iGear』など)、ヒーター機器などの製造・開発・販売 |