八海醸造株式会社/株式会社八海山 日本酒『八海山』でお馴染み。世界へ挑戦する新潟の酒造会社 八海醸造株式会社/株式会社八海山 代表取締役社長 南雲 二郎　 (2015年9月取材)

視聴者へのメッセージ

聞き手

若い人はお酒飲まないとか、日本酒を飲まないとか言われてますけど、世界にはもっともっと市場があって、飲みたいと思う人が沢山いて、それこそワインが沢山回ってるように、日本酒もこれからもっと世界に出ていけるチャンスがあるわけですよね。

角田

そうですね、日本酒の国内での消費量っていうのは、去年ちょっと増えたんですけども、そんなに増える可能性ってないと思いますし。若い人の日本酒離れ、アルコール離れってもちろん進むと思うんですね。ところが、最近ちょっと回復しているというのがですね、日本中の酒造メーカーが、ある程度品質に拘った物を独自の個性を持った物を作る、というような蔵が増えてきたんですよ。そうすると消費者のお客様からすると、良い物を探し出すとか、珍しい品質の物を探し出すとかいう喜びや楽しみが増えてきている。

ですからそういう意味では、地酒ブームもありましたけど、今は非常に新しいワインみたいな感じ、あ、このワイン飲んでみようとか、ギリシャのワイン飲んでみようとか、チリのワイン飲んでみようとか、そういう感じで、日本酒っていう今の立ち位置が最近出来上がってきたっていう事と、後は世界中に広がるっていうのは、日本食ブーム、世界遺産になって、日本食が世界に広がって。それで、僕は大袈裟かもしれませんけど、日本食に関しては、世界の食に関しては、日本化してるっていうように思うんですよね。この間、フレンチをご馳走になったんですけど、３年ぶりぐらいに行ったら、マイルドな食べやすい日本料理みたいなものになっていて。世界的にそういうふうに広がってるんですって。ですからそういう意味では、日本料理が世界の料理に与えた影響は凄いものがあって、それで食には、そこの文化を持ったアルコールがついていますから、日本食が広がれば、僕は日本の酒、日本酒っていうものも一緒についていくと思いますし、また我々メーカーも各国、うちの場合だとアメリカ・東南アジア・ヨーロッパ、みんな営業人を出してて、営業活動もしてますからね。その意味では、これから消費量が増える可能性っていうのは、凄く大きいものだと思うんです。

聞き手

そうですね、凄くチャンスを感じますよね。

角田

そうですね、フレンチとかイタリアンに復旧してワインが広がったように日本酒も多分、これからそういう場面になるんじゃないかというふうに期待してますけどね。

聞き手

今日はこちらのVTRをご覧の方に、御社の商品のファンでという方もいらっしゃれば、お酒を作る会社、日本の代表的な文化を担っている会社に興味があって、社長の下で働いてみたいというような方も、ご覧になってると思いますので、最後にメッセージを頂ければと思います。

角田

我々の会社は先程から話してますように、非常に歴史の浅い会社でして、体質的には物事に挑戦していく、物事を思うことに興奮し、そしてそれを頭脳で解析していって、具現化・現実化していくというような方向で、物事に取り組んでいる会社です。

もしご興味があればですね、就職をなされたいか、なさりたくないかは別として、どんどん会社を見に、また魚沼の地を訪れてうちの会社がどんな立ち位置であるかを見て頂きたいと思ってます。非常に気楽な会社ですから、あまり心配しないでお越し下さい。

聞き手

これから１００年２００年と続く会社になって、日本の文化を世界に発信して頂ければと思っています。私も一人のファンとして、これからの一人のユーザーとしても。

角田

ますます品質を上げながら、飲みやすい環境を作っていきますので。

聞き手

是非この甘酒も、後程買って帰りたいと思います。

角田

甘酒は絶対美味しい、お勧めですよ。

聞き手

はい、本当に新しい商品が出来るのを、心待ちにしております。

本日は沢山お話伺わせて頂きまして、本当にありがとうございました。

角田

どうもありがとうございました。