Vol.5 プライベート
インタビュー内容
プライベート
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梶山
大学、社会人(でのフットボール経験)。
社会人はアサヒビールのシルバースターというところで長年やっていたんですけども、試合の中で培った経験だとか、試合前に準備した仲間との思い出だとかそういう部分ですね。印象深かったのは1999年に社会人で日本一になった試合とその1年間のシーズンのことです。それと晩年36歳の時にサムライウォーリアーズというですね、アリーナフットボールのジャパン代表チームを組成して、アメリカのプロチームとシアトルで戦った試合がございました。本場のプロチームとやって、タックルされて鼻の骨が折れて、一瞬ちょっと死んだかなと思うような経験があって、国内でやっている試合とは規格外ですし、相手はプロですから選手生命もかかっているし、自分の生活もかかっている。そういう相手と戦った経験というのがすごく自分のなかでは印象的でしたね。
ずっとオールジャパンの期間が結構長かったので、学生時代からずっと通算して、今思えば当時の篠竹監督は「人生はスピードとタイミング」だと言っていたんですね。学生時代にそれを聞いた時にあまりこうピンとしなかったのですが、今になるとフットボールのプレイ自体に、当然スピードとタイミングというのは重要であって、相手がいることですので、スピードは求められますけど、そのタイミングですね。ここを逃さないというのはすべてに共通することだと思うんですよ。今日言って駄目だったけど、もしかすると明日だと成功する可能性は残されていますよね。
ですので、最後までそのタイミングを逃さない、駄目でも何度でもアタックしていくというくらいのマインドがすごく重要だと思いますし、ラッキーだったというところは、そういうタイミングが何度かありまして、絶対にそれは諦めないというくらい自分の中で執着を持って必ずレギュラーになる、絶対に試合に出るという、強い意志を持ち続けていたので、今こういうふうに話ができるんだと思いますね。
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梶山
目指しているフィールドがどこかということによっても、その人の立たされるポジションが違うと思います。立ち位置によって、現れてくるチャンスというのもすごく少なかったり、頻繁にあったりするじゃないですか。そこは自分がどこを目指しているかというその執着心ですね。
日頃から明確に言葉を落として文章にして自分の中で思い描いていれば必ずそのチャンスというのは「あ、きた」みたいな、そういう場面というのは増えてくると思います。
梶山
自分では分かっているのに、決めたくないんですよ。なぜ決めたくないかと言えばいくつかの可能性があるからですよね。でもこれは経営も同じですけど、決めないと始まらないですよ。機能がそちらへ動いていかないから。例えばぼんやりでもいいからどこに住みたい、どこで働きたい、誰とどんなことをいつまでに。色々あるではないですか。だけども、それをぼんやりだけど決めないといけないと思うんですよね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 梶山 龍誠 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1968年7月26日 |
| 出身地 | 大阪府豊中市 |
| 出身校 | 日本大学 |
| 座右の銘 | 尊重すべきは愛情と情熱 |
| 愛読書 | 海辺のカフカ 村上春樹 |
会社概要
| 社名 | 株式会社ビケンテクノ |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府吹田市南金田2-12-1 |
| 設立 | 1963 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 梶山 龍誠 |
| 従業員数 | 2097 名 |
| WEBサイト | http://www.bikentechno.co.jp/ |
| 事業概要 | 清掃、警備、設備管理などの総合ビルメンテ、衛生管理業務展開。病院買収で介護ビジネスも |