株式会社 ティーケーピー 業界初の“貸会議室のタイムシェアビジネス”を確立させた社長の次なる戦略とは 株式会社 ティーケーピー 代表取締役社長 河野 貴輝 

Vol.3 事業

インタビュー内容

事業

河野

我々のマーケットシェアは今、60%のシェアなんですね。圧倒的No.1のシェアですので。このシェアを使って今度は我々が皆さんに提供できるものは、これは総合力。私の中では「垂直統合」という1つの成長路線のアクセルの踏み方というのは、すごく研究していまして。ただ会議室を貸すだけではなくて、会議室を使う用途が皆さんあるので、その中で付随してくるプロジェクタースクリーンのレンタル事業だとか、弁当・コーヒーとかのいわゆるケータリング事業。そういう所も、どんどん内製化していっておりますし。

その中でも研修コンテンツという所に対して色々紹介したりですね。私どもで良いものがあれば、我々の商品として提供していきたいなという風に思っております。研修コンテンツというところに対して、お客様は本当にニーズを持っていますし、本当に今やっている研修コンテンツがいいんだろうかという風に思っていたりもするんですね。貸会場をやっているプロとしてはですね、「こういう研修をやったらどうだろうか」というプロフェッショナルな支援が、今後もできたらいいなという風に思って、研修事業を増やしたいなと将来的に思っています。

2つ目に大事なことは多角化という風に私は思っておりまして。最近、弁当の仕出し会社を買収しまして、TKPの会議の弁当もそこから出しますし、TKPによらないところの仕出し弁当だったり、弁当の販売だったりもできるようになっているんですね。そうすることでTKPの会議室に頼らない1つの事業部ができ上がります。我々の派生ビジネス、それを今度また収益の源として事業化して行こうというのが、我々の2つ目の多角化という戦略。

3つ目の戦略、国際化というところはですね、やはり海外。日本だけではマーケットはありませんから。特にアジアというのは日本と域内貿易のようなもので、こういう風に考えればアジアはまだ攻めていく余地がかなりあると。またニューヨークに私どもは店舗を持っていますけど、アメリカは資本主義のど真ん中の国ですし、ドルの基軸通貨は揺るがないです。

ニューヨークのマンハッタンで成功すれば、アメリカ全土とかヨーロッパにも出ていける。やはり日本とはレベルが違うといいますか、規模が違うんですね。ここでやっぱり成功させるということで、日本発、日本企業発のビジネスモデルを展開していければ、非常に私としてもやりがいがあるからと思って、海外戦略はやっております。

あと一番大事なところは、会社がさらに成長していくためには、ある程度の信用力とかですね、資金到達力、ブランド力というのが必要となってきますので。そこは常に僕は会社を作って磨いてきたい所ですので。我々をちゃんと分かっていただいて理解していただけるお客様に、もっともっと使っていただけるという風に思っております。そういう意味では「総合力」というところで勝負をしていきたいし、皆さん、社会に還元していきたいと、こういう風に思っております。


経営者プロフィール

氏名 河野 貴輝
役職 代表取締役社長
生年月日 1972年10月13日
出身地 大分県
出身校 慶応義塾大学
座右の銘 新進気鋭 常に新しいものに挑戦する為
愛読書 伝記(エジソン)
略歴
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会社概要

社名 株式会社 ティーケーピー
本社所在地 東京都新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル2F
設立 2005
業種分類 サービス業
代表者名 河野 貴輝
従業員数 1541 名
WEBサイト http://tkp.jp/
事業概要 ホテル宴会場運営、貸会議室運営、企業向けアウトソーシングサービス、各種レンタル&ソリューション・サービス
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