Vol.2 ベンチャー挑戦と最初の起業の失敗
インタビュー内容
ベンチャー挑戦と最初の起業の失敗
宇佐美
やはり僕としては、0から1を作る仕事をとにかく一回やってみたいという想いが非常に強かったという所と、偶々そういうタイミングの中で、友人からこう会社を作ったので、ちょっと手伝ってくれないかと誘いを受けて、であれば、よく分からないけど一回飛び込んでみようという形で、3、4年ベンチャーに転職をしたという形になってますね。
聞き手
その選択をされて、3年ぐらいベンチャーにご転職された訳なんですけども、いざ実際に思い描いていたベンチャー企業入社されて、いかがだったんでしょうか。
宇佐美
いやぁ、元々友達経由で、入社をしたという所もあってあまり、社長の方とも話をする事もなく、入社した初日に比較的話をした形だったんですけども、そこで初めてどうゆう組成薬を開発しているのか、発明家的な方が社長だったので、色々説明を聞く中で、僕は営業兼マーケティング担当ていう一応、肩書だけすごい形で入ったですけれども、
聞き手
なんでもやるって感じですよね。
宇佐美
そうですね、このソフトウエアこんな事も出来て、あんな事も出来て、こんな事も出来るんだと言ってですね、一応事前にお話し聞いていたので、なるほど、なるほどと聞きながらですね、でもこれ誰が使うんだろうなと、誰が使うんですかと聞いたら、それを考えるのが君の仕事だという風に言われてですね、これがプロダクトアウトかと。
聞き手
で、どうなったんでしょう、考えるのが君の仕事だという
宇佐美
そうですね、非常にここでも良い経験をさせてもらって、結果として作っているプロダクトそのものは、中々売れなかったんですね、でも、売れなかったからこそ、それをインターネットで売れるんじゃないかって形で初めて、98年ぐらいの頃ですね、インターネットでのプロモーションをやるマナー広告を出して、キャンペーンをやってみたりという事をやったり、撮影自体が販売も中々難しいので。
だったらアメリカでこう新しいサービスが生まれてるんであれば、そっちからこう輸入して、日本で出来ないかであったりっていう、色んな試行錯誤実は出来た部分がありまして、それは結果として非常に良い経験が出来たなという風に思ってます。
聞き手
実際にどうでした売上としては。
宇佐美
いやぁどうでしょうね、100本売れたかどうかぐらいの
聞き手
そうなんですね、中々難しい
宇佐美
そうですね、やはり機能としてこんな事が出来るというよりも、やっぱり誰のどんな課題を解決するのかであったり、どうゆうニーズをこうあるのか、そこをちゃんと見て物、サービスを作って行かないと、作りたいから作るっていうアプローチだと、なかなか難しいんだなという事が、その経験を通じて非常に思いましたし、尚且つ自分が起業する時には、そういった経験を次に生かしていこうという事はすごく思うようになりました。
結果1年ぐらいでですねその会社が、経営的にも危なくなってきて、だったら、自分で、あの会社でも会社が立ち上げられたんであれば、自分でも出来るんではないかなと、意外に人が思うほど、会社を作る、起業するというのは難しい事でもなくて、実はやろうと思って旗を立てたら、色んな人がこうサポートしてくれたり、支援してくれたりするんじゃないかなと思うようになってですね。
聞き手
実際いかがでした、いわゆる一国一城の主になってみられて。
宇佐美
実は僕起業2回してまして、最初の起業が99年の5月になります。
最初の起業というのは、どちらかというと、なんでしょう、起業に恋い焦がれて、とにかく一回会社作ってみるぞ!みたいな、そいゆう起業だったかなという風に思います。
聞き手
立ち上げられて、その時のサービスというのは。
宇佐美
この時はですね、実は、起業する前の時点で、やはりネットサービスをやりたなという想いがありまして、そういった事業計画を助成金に申請をしてですねみた所、実はそれでもう一億円ぐらい下りるという形で、この一億円を使って、その会社で求人情報の検索エンジンを作ろうという形で最初取り組んでいました。
聞き手
いざやってみられたら。
宇佐美
全然勘違いとの、現実とのギャップにこう苦しんでるという感じでしたね。
聞き手
当時一番苦しかったのはどうゆう所ですか。
宇佐美
結局、僕自身が、開発自体を全て出来る訳ではなかったので、結果として、何社かコンソーシアムを組んで助成金の仕事をするという風にしたんですね。
そうすると、各社当然それぞれ事に、どの会社がどの開発をして、そうするとどこの権利をどこの会社が保有してと、こうゆうビジネスをどう上手く生かせるのかではなくて、それぞれの会社が年月いくらで、この権利はこの会社がという目先のお金の分配の所に、どうしても各社が目に行ってしまって、ビジネスを上手く行かせるっていう所に、なかなか僕自身が未熟な部分があったんですけど、チームというのを、そっちに向かわせる事が出来なかったんですね。
聞き手
その当時の、ご心境はいかがなものだったのでしょうか
宇佐美
そうですね、挫折であったり、失敗とあまり感じてなくてですね、こうやったら上手く行かないんだという事が分かったので、だったらもっと上手く行くやり方にして行こうと、でも、ある意味助成金をいう形で、一億円程頂いて、色々出来たというのは、非常にこれまた学ぶ所も多くてですね、いい経験させてもらったなと。
経営者プロフィール
| 氏名 | 宇佐美 進典 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 兼CEO |
| 生年月日 | 1972年10月12日 |
会社概要
| 社名 | 株式会社VOYAGE GROUP |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス1F・6F・7F・8F |
| 設立 | 1999 |
| 業種分類 | 情報・通信業 |
| 代表者名 | 宇佐美 進典 |
| 従業員数 | 270 名 |
| WEBサイト | http://voyagegroup.com/ |
| 事業概要 | ■メディア関連事業(価格比較サイト「ECナビ」、ポイント交換サイト「PeX」、ライフスタイルに特化したメディアの企画・運営「メルメディア」など) ■リサーチ関連事業 (ネットリサーチサービス「リサーチパネル」 など) ■アドテクノロジー関連事業 (PC向け広告配信最適化、広告導入支援事業「fluct」など) |