株式会社エニタイムズ メディアで注目の女性起業家。クラウドソーシングで新たなCtoCビジネスに挑む 株式会社エニタイムズ 代表取締役 角田 千佳  (2015年9月取材)

Vol.3 エニタイムズの事業について

インタビュー内容

エニタイムズの事業について

角田

元々の経緯から話すと、街づくりをしたいという所から始まっていて、まず途上国じゃなくても、まず日本でも解決出来る街づくりの事業があるんじゃないかと考えて、起業する事にしたんですけども。その時にじゃあ何が今日本に足りないのかと考えた時に、その地域の繋がりだったり、地域の総合扶助の関係っていう所に気付いたんですね。

それで、昔社会人になってから一人暮らしをしているんですけども、子供の頃それこそ商店街があるような住宅街に住んでいて、ちょっと困ったなとか、何か手伝って欲しいなと思った時に、家の中におじいちゃんおばあちゃんがいて、家族もいたりとか、あと近所の人達も助けてくれたりとかいう関係があったのに、今は、一人暮らしを始めて隣に誰が住んでいるのかも分からない状態で、私よくベニヤさんを頼んでいたんですね、家具の組み立てして欲しいとか、エアコン掃除して欲しいとか、それって別に素人の人でも出来るなという風に考えたんですよね、なので、日常のちょっとした用事っていうものと依頼したい人と、空き時間でちょっと仕事をしたい人っていう所にニーズがあると思うので、それをマッチング出来るものがないかなと思ってこの事業を始めたような形になります。


今、物っていうものは、それこそ楽天さんとか、メルカリさんとか、モノのECっていうのは、たくさん出できている世の中になっていて、でもその中で、本当にサービスのECっていうのを、これから出てくるかなと思うんですけど、まだ全然存在してない形になっていて、しかも更に業者さんが、EC上でサービス販売するっていう事は出てきても、個人間という所は、まだまだそこは、開拓出来てる事業者がないので、そこを弊社がサービスECとして確立していきたいなという風に考えています。

聞き手

血の通ったサービスといいますか、人間関係を調節するっていうので言うと、すごく温かみがあっていいですよね。

角田

そうですね、このサービスの良さというのが、ただただマーケットプレイスとして、ちょっとした用事を依頼したい人と、空き時間で仕事をしたい人をマッチングするだけじゃなくて、そこから更に繋がりが生まれて、地域で何か、例えば災害があった時に助けあうネットワークになったりとか、そうゆう風な形のマーケットプレイスだけではなくて、ネットワークになるようなサービスにしていきたいなと考えてます。

聞き手

そういうプロに頼むんじゃない、今言った素人さんという事で、例えばサービス内容に満足がいかないとか、もしくはちょっと思ってたような人がこなくてとかゆうクレームみたいなものも考えられるサービスなんじゃないかなと、そう思ってしまうんですけども、その辺りってどうなんですかね。

角田

そこは、評価システムというのを充実させていて、仕事が完了した後に必ず、依頼者側に対しても、仕事提供者側に関しても、評価をするようなシステムを導入しているんですね。

なので、仕事が終わった後の評価が第三者評価でつけれるので、自分からのプロフィールだけじゃなくて、信頼度が高くなっていて、その評価を見れば、この人プロではないけれど、すごくいい人でしたみたいな評価があったりとか、そういう評価とコメントがあるんですけども、そのレビューコメントを見て、次の依頼者さんが判断するという事も、可能になってくるので、なので、そこの充実は今後も更に強化して行きたいなと思います。

聞き手

なるほど、なるほど。食べログみたいな評価ですね。

角田

そうですね、食べログさんみたいな評価ですね。

聞き手

それは、サービス提供する方も、サービス提供者としてお金を貰うからには、そこにはある意識を持ってやって欲しいという表れでもある訳ですよね。

角田

ある意味、個人事業主としてやるような形になるので、それだけやっぱり評価されるという事で、ちゃんと責任を持って仕事を真っ当するという意識にも繋がるかなと考えていて。

逆に依頼者側に対しても評価をするシステムというのも、依頼者側に対してもちゃんと責任を持つという意味でつけているので、今結構業者さんに依頼する場合だと、業者さんが偉くて、お金を出してる方が偉くて、提供者側が下みたいな構図が出来がちで、だからこそクレームがよく起こるんですけど、それをフラット化していきたいなという風に考えているんですね、逆に依頼者の人は、お金を払っているとは言え、それは仕事を提供してもらっているだから、そこの関して感謝をした態度をしていくいう所を、この依頼者側にも評価をしていくという事で情勢していきたなと考えています。

聞き手

でも、まだ広がっていないという所があるのでそうゆう懸念というのがあるかも知れませんが、これ広がってくれば日常的なごく自然な事になってきますよね。

角田

そうですね、なので、弊社のマーケティングで一番重要なのは、その啓蒙活動かなという風に考えていて、どれだけ何か自分の用事を、掃除にしろ料理にしろアウト掃除する事が、むしろネガティブな事ではなくて、むしろクールな事なんだよと伝えていくという事。

あと、仕事提供者側も掃除の仕事を言うと、すごくブルーワーカー感が強くて、ネガティブな印象を持つ方が多いんですよね、それが実は、ブルーワーカーのネガティブなものではなくて、ポジティブなものだっていうむしろかっこ良い、エニタイムズのサポーターである事がかっこ良いと思ってもらえるようなサービスとして啓蒙出来ればなと考えています。


経営者プロフィール

氏名 角田 千佳
役職 代表取締役

会社概要

社名 株式会社エニタイムズ
本社所在地 東京都港区南青山五丁目15−9 フラット青山 402
設立 2013
業種分類 情報・通信業
代表者名 角田 千佳
従業員数 13 名
WEBサイト https://anytimes.co.jp/
事業概要 Webサービスの開発・運営、商店街の販促・PR支援
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