Vol.5 プライベート
インタビュー内容
プライベート
近藤
社会に出てから学生時代の僕というのは、勉強しなかったし、だからできなかったし、落ちこぼれ人間だったので、自分に自信がなかったし、営業マンをやっている時に、冬場、会社から支給されたジャンパーを着て、バインダーを持って、一日中一般家庭にダイヤル電話をプッシュホンに切り替えませんかという仕事をしていた時にね、ちょっとした小洒落たレストランみたいなところに入ろうと思っていたことがありました。ジャンパー着て、バインダー持って。そしたらその地域の大学生たちがビリヤードをしていたわけ。みんな学生は楽しんでいて。その姿を見て思った事は、この人達は貴族だと。自分はこんなバインダー持って、ジャンパー着てね、これが頑張ってこなかった自分の姿なんだと。すごい貴族に見えたわけ。高貴なものに見えたわけ。でも「あそこに追いつかなあかん」と思って、自分を奮い立たせたことがあって、すごくくだらない事だけれども、そうやって「今に見てろよ」という気持ちが僕を支えていたと思いますね。
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近藤
事業家ではなかった父は。事業家ではなかったけども商売を始める事に対するハードルは低かったかなと。反対もされなかったし。やったらええやんという感じで個人事業主でやったらええやんという感覚を持っていたので、そういう環境で育ったのはプラスだったかなと思っていますね。僕のおじいちゃんが偉大な人で父方のおじいちゃんが。母がいわば他人の自分の義理の父親のことをすごい尊敬していて、あのおじいちゃんを越える事は絶対無理だと言われていたので、それがまた逆に、おじいちゃんを超えるような男になってやろうという気持ちになったこともあったし、あとは社会に出て、色々な先輩に出会った事かな。生涯の恩師は私はSBIの北尾さんなんですね。
一番きつい時にお金を出して頂いて、上場ができた。だからそういう意味ではたくさんお金は儲けて頂いたから義理は返せたけど、恩は生涯返せないものなので、恩義というのは生涯持って行きたいな、大切にしたいなと思うし。孫さんとの出会いも事業家としてスケールの大きさを学べたし。僕が「NTTと本気で戦うんですか、孫さん」と言った時に、孫さんが「近藤君、男が戦うのだったらNTTぐらいがちょうどいいんだよ」と。「それ以下いったら弱いものいじめだ」と言った時に、かっこいいなと思ったし、色々な人から影響を受けた。しかし僕は近藤太香巳だから、僕は僕のスタイルで、僕の信じるものを追求していこうと思うね。
近藤
キザなことを言うと、僕は、一番は自分の仲間、社員ですよね。そこから広がる派生する僕の人生の仲間、色々な人達、パッションリーダーズの仲間もそう。歴史に残る男になりたいというものもあるけども、それは孫さんほど僕は強くはないと思う。人々の記憶に残るような男になりたいなと思うんですよね。僕は僕と出会ったことによって、「ああ、こういうことがこうなって良かったな」とかね、いい男だったなと言われるような人々の記憶に残るような男になりたいなと。
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近藤
僕が今一番親しいのは、幻冬舎の見城徹社長でしょう。出版界のドン。あの方の繊細さたるものはすごいね。一緒にブランジスタもやっているので、すごく仲良く、一緒に旅行も行ったりしているし、すごく繊細で、そごく難しいところもあるけど、すごくシンプルで、まっすぐで、ハートフルで、親友であり、尊敬する大先輩でありますね。あとGMOの熊谷さんとかね、楽天の三木谷さんとかね。僕なんかより全然成功されているけども、すごく気さくで、そしてすごく深いところで優しくて、一緒にパッションリーダーズで特別顧問になってもらっているんですけどね、僕の大切な人ですね。
あと、稲本健一さんも、ダイヤモンドダイニングの松村さんも親友ですよね。ちなみに僕、IT業界の社長の友達も多いけどね、実は仕事柄もそうだけども、クライアントでもあるので、実は飲食系の社長と仲が良いんですよ。牛角の創業者の西山さんもそうだし、あの人も素敵だしね。飲食の経営者というのは、ハートtoハートがある。飲食系やサービス業の社長は僕好きですね。
近藤
すごく気に入っている所があって、(元)都知事の石原さんと見城さんに勧められて買ったマンションがあるんだよ。横が見城さんの家で。横に2世帯しかないから、「近藤来い」と言われて買ったのね。ものすごく海が綺麗なの。緑があって岩があってというすごくフェイスが良い。そこのマンションだけど、自分の別宅と言うべきかな、そこに行くのが僕は好きかな、自分の時間の中で。夏は船を出したりジェットスキーに乗ったりして楽しむというのが、パッションリーダーズのメンバーも連れてきたりするんだけども、すごくプライベートとしては楽しい季節がこれから来るよね。
経営者プロフィール
| 氏名 | 近藤 太香巳 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1967年11月1日 |
| 出身地 | 大阪府 |
| 座右の銘 | 『挑戦は青春』 常に挑戦者であり続けたい |
| 愛読書 | 『編集者という病い』 ( 幻冬舎代表取締役社長 見城徹 著) |
会社概要
| 社名 | 株式会社ネクシィーズ |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都渋谷区桜丘町20-4 ネクシィーズスクエアビル |
| 設立 | 1990 |
| 業種分類 | サービス業 |
| 代表者名 | 近藤 太香巳 |
| 従業員数 | 557 名 |
| WEBサイト | http://www.nexyz.co.jp/ |
| 事業概要 | ネット接続事業を中心に宿泊施設や飲食店向け販促支援行う「旅色」など7誌の電子雑誌を展開。着物着付け教室「ハクビ」を運営。 |