株式会社リンクアンドモチベーション 世界初の「モチベーション」に焦点を当てた経営コンサルティング会社 株式会社リンクアンドモチベーション 代表取締役会長 小笹 芳央　 (2012年9月取材)

プライベート

小笹

尊敬する経営者の話につながっていくのですが、当社は２０００年に創業で、新しくモチベーションというものを訴えて旗揚げしたわけですが、そういう新しい概念を打ち立てて成功された経営者という意味でいうと、１９６２年にセコムを創業された飯田亮氏を尊敬しています。

というのは、１９６２年、戦後１７年経った時に日本で初めて安心・安全をテーマに打ち出して、それをビジネスに仕立てて、今ではＢｔｏＣが中心で、ＩＴをフル活用しながら、さらには安心・安全ということで保険業まで拡げて、かなりすそ野を拡げられました。常に新しい概念を打ち出して、事業を展開しながら、すそ野を拡げるという先人として、大変注目しております。

小笹

言語学の話なのですが、古典の名著なのですが「思考と行動における言語」というマニアックなタイトルの本ですが、３０歳をこえてからその本を何度も読みながら、世の中の見方が変わったという、自分にとってすごくインパクトがある本でした。世界は言葉によって創られている、ということが書かれていて、国によって、言葉の分け方が違うと言った話なのです。

よく言われるのが虹は何色ですかという話ですが、我々は７色といった常識の中で生きていますけれど、国によっては、２色だったり、３色だったり、５色だったり、そういう意味で固定観念の眼鏡を大人になるにつれて身に付けてしまうのですが、それを外してみて、新しく価値観を創ろう、共有しようといったときには、そこに新しい言葉を創造していく、言葉を生み出していくということに、今でも関心が強いですし、そういう本を読んでから、関心が強まりました。

小笹

趣味は？と言われたら、凝っているものではこの８年か９年くらいワインにはけっこうはまっていて、コレクション含めてワインは好きです。毎日飲んでいます。あと趣味はなんでしょうか、たぶん、これ言うともてないんですが、ＮＨＫスペシャルやマニアックなスペシャルもの、地球や宇宙や生物などのマニアックな科学的な特番、そのＤＶＤは発売されているものは全部集めて持っています。歴史や文明、生物の進化、人体やＤＮＡや、アインシュタインの相対性理論や、あるいは各国の仏教や、ＮＨＫが作りそうなものはだいぶそろっていて、そういうのを休日に酒でも飲みながら見ているのが一番楽しいです。

—　絶対に引いてるわ、まだワインの時は目が輝いてたのに　—