Vol.3 事業
インタビュー内容
事業
池田
うちの会社の事業は二つにセグメントしていて、プラットフォームソリューションと読んでいる事業と、サービスソリューションなんですが。プラットフォームソリューションというのは、携帯というプラットフォームに特化して、技術とコンテンツを融合したソリューションをやっていきましょうという事業で、サービスソリューションというのは、法人のお客さまに対して、そのお客さま、企業が、自分のお客さまに対してインターネットと携帯を活用して、こういうサービスをしていきたいというニーズに応えて、サービスを開発したり、運営したりするという、二つの事業をやっております。
池田
携帯関係のプラットフォームの事業という中でいくつかこの4年の間で大きいボリュームになったソリューションでございまして、一つが電子ブックのソリューションと呼んでおりますけども、携帯上でコミックや小説を閲覧したり、見たりするための技術提供やコンテンツの提供という事業が一つと。あとはカスタムモバイルと言っていますが、携帯のユーザーインターフェースを好みのテーマに一括して返還するというビジネスをやっていまして、この二つが、この4年で非常に大きいパイになっていますが、そんな事業になっています。
池田
プラットフォームソリューションの事業の中で、そういう電子ブックとカスタムモバイルというのが、元々開発して作った当時に携帯でコミックを読むなんてことは世の中になかったことなんですね。私自身が実はパソコンで電子出版というのは、そういうブームが20数年前にありまして、当時はパッケージソフトをやっていたんですが、昔のパソコンと当時の携帯は似た環境に思えて、その中でそういうことに取り組み始めたんですが、よれが非常に世の中に受け入れられたというか、我々自身がコンテンツを配信するというよりも、いろいろなコンテンツを持たれてるのは、出版社などの、正にコンテンツをやられている方に対して、そういう環境を作ることで、そういう事業者の方々が、どんどん配信していくということにつながったのですが。
池田
そういうことと、あとカスタムモバイルというのも、携帯を自分好みのキャラクターに全部変えてしまって、できたら面白いなというアイデアはあって、それをシャープさんと一緒に、共同で開発しましょうということで、ちょうど3年前にやって、それも当時そういうものがなかったので、着想から実際に開発ということで実現して。これも非常にユーザーに受け入れられて。そういう技術とコンテンツをある程度両方理解することで、一つのソリューションというもを形にしていったというのが、非常に受け入れられたということが、成長を支えたということだと思います。
池田
この4年間は基本的に海外はやっていなかったのですが、次のステップという中ではチャレンジをしたいと思っております。基本的には事業の種類によるのですが、コンテンツという世界でいくと、結構ワールドワイドコンテンツというのは携帯の世界とかは意外と難しくて、携帯というのは非常にローカルなものだと思うんです。技術的なものであれば、もちろん共通という部分がありますが、ただその時に日本は一番インフラが進んでいるので、日本並みに携帯インフラが進んでいる国というのはないので、その場合はタイミングをどう見るかということによって、地域も変えていると思います。そういう意味ではいずれにしてもアジアとアメリカと、やはり欧州というのが対象になるのでしょうか。たぶん最終エンドユーザーの環境がどのレベルまで進化している地域かということで企業向けのビジネスも変わってくるので、携帯に関してはそこが見極めの一番の点だと思います。
経営者プロフィール
| 氏名 | 池田 昌史 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1960年2月21日 |
会社概要
| 社名 | ネオス株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田須田町1-23-1 住友不動産神田ビル2号館 |
| 設立 | 2004 |
| 業種分類 | 情報・通信業 |
| 代表者名 | 池田 昌史 |
| 従業員数 | 242 名 |
| WEBサイト | http://www.neoscorp.jp/ |
| 事業概要 | 「情報通信技術とコンテンツの融合による新しい価値の創出」を経営目標として、「アプリケーション」、「コンテンツ」、「WEB」という3つのナレッジ(技術・ノウハウなど)を総合したソリューションを提供するクロスソリューションプロバイダー。 |