Vol.4 キャリア
インタビュー内容
キャリア
岡林
日本は昔、出稼ぎを受け入れたり、労働人口が足りないと海外から受け入れたり、私の時代でしたら田舎の方から東京へ出てくることもありました。でもこれからは製造が海外にシフトしていきます。製造そものというのは限りなく、人件費の問題です。おそらくこの不景気になって、失業者がたくさん出るといっていますけれども、もっと出るかもしれません。その時に日本人の役目とはなんでしょうか。それは技術を持って海外で指導することでしょう。
ですから日本人が日本にこだわらずに、出稼ぎする時代なんです。日本人はそれだけの技術を持っているのです。ですから当社の社員は、いつでも海外の行ける人間を理想としています。
岡林
当社がいろいろな分野の業種に展開しているからこそ、違う観点から違う商品を見られるのです。例えば、メガネフレームがあります。これの製造方法は決まっています。だけど、時計をやったことのある経験者から見ると、「こうすればいいのに、こうすればもっといいものが作れるのに」という発想が出せるのです。
だけど人は枠にはまった育ち方をすると、なかなかその枠から出られない、そのやり方しか知らないのです。だから考え方がなかなか変えられません。当社のように横に展開していると、いろんな人が集まっているので違った発想をするようになります。
経営者プロフィール
| 氏名 | 岡林 博 |
|---|---|
| 役職 | 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1950年3月12日 |
会社概要
| 社名 | 日本精密株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 埼玉県川口市本町4-1-8 |
| 設立 | 1978 |
| 業種分類 | 精密機器 |
| 代表者名 | 岡林 博 |
| 従業員数 | 4142 名 |
| WEBサイト | http://www.nihon-s.co.jp/ |
| 事業概要 | 当社及び子会社2社で構成されており、時計バンド、メガネフレーム、その他事業を三本の柱として取り組んでいる。 |