株式会社ディーバ 国内トップシェアの連結会計システムや決算業務アウトソーシングなどを提供 株式会社ディーバ 代表取締役社長 森川 徹治 

Vol.2 価値観

インタビュー内容

価値観

森川

会社のビジョンとして何を目指しているのかというと、言葉として言い続けているのは100年企業を創りましょう。「100年企業の創造」という言葉を使っています。その中に織り込んでいるのが、100年以上継続的に成業していくということを前提に考えていくと、継続的なイノベーションをちゃんと創っていくということが、すごく重要です。

恐らく組織のリーダーというのは自らイノベーションできる人間でないといけないし、イノベーションができなくなるようであれば、イノベーションできる人にバトンタッチしなければなりません。

さらに100年というスパンで見ると、必ず次の世代を考えながら経営していくということになってきます。自分だけでは無理で、いろいろな人たちでちゃんとチェーンをつないでいくという、そういった前提で継続成長していく必要があります。

そういう会社を創っていきましょうということで、「100年企業の創造」というビジョンを掲げています。例えていうならば、山登りと一緒で、夏に富士山に登ろうよという話をしたとします。富士山に登った経験のない人は最初から飛ばして登っていく、でも途中でバテる、ところが周りをみていると、我々よりも年上の方々が、最初はゆっくり登っていて、ちゃんと登れるのかな、なんて思っていると、気付いたら同じペースで登り切ってしまいます。

登山に例えましたが、経営というものに非常に近いのではないかと思ったのです。100年企業を創造していくと考えたときに、一番重要な事は企業がつぶれないこと、なくならないこと、死ななきゃ何とかなる、死なないためにどうするか、無茶はしないということですね。でも登ることは決めているので登り続ける。

成長はし続けていくのだけれども、途中で息切れするようなやり方はやめておこうという事です。

森川

もう一つのミッションというのがあります。この会社は何のためにあるのか、どういう風に社会に役立つのか、まず最初にこの会社がどこで役立とうかということについては、これも広い話になりますが、経営情報の大衆化の中でも非常に注目しているのがバランスシートなのです。

財務諸表の中での貸借対照表というものです。会計というものの捉え方は、いろいろあると思うのですが、財務諸表というは結構生き方というか、会社だけではなくて、さまざまな社会が継続的にいろいろな営みをして行く意味で、すごく重要な羅針盤になる素養があると思っているのです。

人というもので考えると、お金以外にも重要なものがいっぱいあります。友達もそうだし、経験もそうだし、そういったものも、バランスシートに書いてみましょうとすると、自分の持っているバリューが何なのかが見えてきます。

そうすると、結構無駄な人生を送っているのではないかとか、自分の時間の使い方というのもかなり浪費が多いのではないかと、そこに投資と浪費の概念が出てきて、人間というのはお金は増やせるけれども、時間は絶対に増やせません。時間を増やせないという事に対して、時間をどう使うかというのが、浪費になるか、投資になるか、という事に変わってくるのだけれども。

では、浪費と投資の違いは何かというと、ちゃんと資産になるか、ならないかなのです。お金は使っているかもしれないけれども、自分にとってものすごく価値のある経験をしたと、そういう経験であれば資産としてどんどん膨れるわけです。

そういった思考をちゃんと持っていくと、おそらくいい加減な生き方は出来なくなると思うのです。我々のできる一つのアプローチというのが、財務諸表というものを多く人たちが当たり前のように使っていけるようになっていって、従来の会計の発想を超えて、物事の意志決定の時に非常に役立つ、そういうフレームワークとして使える環境を拡げていきたいなと思っています。


経営者プロフィール

氏名 森川 徹治
役職 代表取締役社長
生年月日 1966年2月23日
略歴
a:0:{}

会社概要

社名 株式会社ディーバ
本社所在地 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
設立 2007
業種分類 情報・通信業
代表者名 森川 徹治
従業員数 235 名
WEBサイト http://www.diva.co.jp/
事業概要 連結会計ソフトウェアの開発、販売、導入コンサルティングを行う。
社長動画一覧に戻る