日本プロセス株式会社 独立系システム開発会社。組み込み系や発電所向けの制御系がメイン 日本プロセス株式会社 代表取締役会長 大部 仁　

歴史

大部

創業社長が私の父で私は二代目社長なのですけれども、当初はまったく父の跡を継ぐつもりがありませんでしたので、最初は官庁、当時の郵政省に入りまして、それから退官したあとアメリカの大学に数年いたのですが、その途中で突然父が亡くなりまして、それが今から１０年前だったのですが、これは大変だということで、やむにやまれず継ぐことになりました。

自分としては人生の中であまり想定していなかった、まったく想定外の出来事で急遽社長になったということです。社長になった状況もそうですが、やはり今までこれほどの人数のトップに立ったことは、当然普通のサラリーマンであったり、研究員だったので、これまでなかったので、５００人、家族を含めると２０００人近い人の生活がかかっているというので、非常にそれは大変だなと重責に思いました。

大部

最初のスタートの１年目は、ビジネスの面でもリーダーとしての仕事の面でも、手探り状態だったものですから、本当にきちんと成果が出るのかなと、自分もそうですが、社員はもっと不安だったでしょうし、そういう事が一番辛かったです。

就任して２年目に私にとってははじめての中期計画を出しまして、それである程度これで行くぞと、自分でも腹をくくれて、社員に全社をまわって説明して、「ああ、そういうことですか」と理解してくれて、完全ではないのですけれども、会社の方向ができた時に、はじめてやっと社長になれたという気がしました。