株式会社ソフトクリエイト ITインフラ基盤の構築のほか、各種クラウドサービスも提供 株式会社ソフトクリエイト 代表取締役社長 林 宗治　

価値観

林

今の社是というか社訓の中にも残っていまして、当社はスピード＆チェンジだということを常に言われています。もう一つ会長から開票率３％で決断しろと言われています。ですから、選挙速報なんかで開票率１％で「はい当確きまりました」とか「当選きまりました」というのがありますけれども、それをビジネスの世界でもやっていきなさい、というわけです。

ですから開票率３％の時点でそのビジネスを続けるのかやめるのか、素早く決断していきなさいと常に言っています。そういったことができるのが、創業家のパワーだと思います。これがいわゆる雇われと言われるサラリーマンのスタイルであれば、利益が出ている限りは怒られないので、そのまま続けていこうとなるのですが、ただ、会社の１０年とか２０年先ということを考えると、まさに儲かっている時点でもお店を畳む等、そういう決断をしなければいけないと、思っています。

林

当社の会長は特に「朝令暮改」という言葉が好きです。この言葉というのは、「朝言って、夕方変えるのは良くないことだ」という、故事成語でもあるのですけれども、当社の場合はそれを奨励していることもあります。朝言ったとしてそれで夕方「ごめん、違った」と言うのを恥ずかしいと思うなと、間違いなんていくらでもあるし、朝言ってその後新しい情報が入ってきて、変わることなんて、いくらでもあるのだから、そんなことはあって、当たり前なんだよと常に言っています。

当社は毎週月曜日に朝礼があるのですが、そこで発表した内容が、「夕方やっぱり違いました」といった内容が流れることが、まれにあるのですけれども、そういったことが起きても怒らないような会社、ああまあやっぱりそういうこともあるな、みたいなところが当社にはあります。変わらないと、結局、事業というのは悪くなってしまうリスクを持っているのだよということは、浸透していると思います。